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「防風通聖散」でむくむ?

有名な痩せるクリニックでも処方されているとかで、よく飲んでいる方を聞く「防風通聖散」という漢方。

最近では保険診療での処方の在庫があまりないようですね。

この漢方、便秘にという漢方なんですが、ツムラのホームページにも

お通じが悪い脂肪太りの方に

と書いてあります。

市販の「脂肪を燃焼させる」なんてものも、中身は防風通聖散だったりもします。

 

 

 

 

手に取りたくなる感じがしますねぇ。

さらに、体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く便秘がち、食べ過ぎ・飲みすぎで太った、肩こり・むくみがある方ともあって・・

当てはまる方も多い気がします。

 

主な成分

カッセキ・オウゴン・カンゾウ・ダイオウ・キキョウ・セッコウ・・などなど

18種類の生薬が1.5g~0.15gまで色々な量で配合されて2.25gになっているのですが、

多くのものが「冷やす」ものです。

また、お通じがよくないので「潤す」ものも入っています。

 

 

 

 

もし、冷えて虚弱な方だと、さらに冷えてしまい、潤すものも入っているのでむくみやすくなってしまいます

実際に防風通聖散をやめたらむくみがよくなった、という話はよく聞きます。

漢方って、副作用が少ないというイメージですが、毎日飲むものなので「合わない」処方だとからだに負担がかかってしまいます。

東洋医学のムズカシイところは、症状に合わせて治療するのではなく、

その方の体質・今の体調を判断して、症状がでるワケを考えて治療するので、間違えてしまうと違う結果になってしまうことなんです。

 

 

 

 

鍼灸治療をしていて、からだや脈をよく診るので、ここにある「冷え」症状を間違えて診てしまうことはほぼないと思います。

陰・陽くらいはよっぽど間違えないかと・・

でも、自分の体のこととなると、見誤っていることがあったりするので、漢方も漢方薬局さんや病院で処方してもらうのがイイと思います。