当院に来て頂いている方の主訴はそれぞれですが、「頭痛」の症状を抱えている方は多いと感じています。
それもそのはず、男性に比べて女性は３倍もの方が頭痛に悩まされているそうです。
特に片頭痛の有病率は男性が全体の3.6%に対し、女性は12.9％もいるそうです。
この原因の一つとされているのが「エストロゲン」によるもので、確かに、生理前・生理中・生理後に頭痛が必ずあるという方はとっても多いです。
エストロゲンが急激に減る時に脳内のセロトニンやカルシトニン遺伝子関連ペプシドという神経伝達物質のバランスが変わることによって
血管が拡張しやすくなったり、神経に炎症が起こりやすくなったりするからでは、と考えられています。
また、この頭痛の持続時間は長いことが多かったり、痛み止めが効きにくいことも報告されています。
もう一つの原因として、20代後半～40代は妊娠・出産というホルモン量が変動しやすい時期というのも原因ではないか、と言われています。
実際に閉経するとスゥ～ッと頭痛がなくなる方結構いらっしゃいます。
そして、ここは鍼灸治療は結構効果を発揮できると感じていて、生理痛やＰＭＳの主訴で来て頂く方でほとんど症状がなくなる方は
結構多いです。（全員ってのができないのが辛いところ・・）
対処法としては、生理がくるのは予測できることが多いので、
・生理前には予定を詰めすぎないようにしたり
・早めに就寝したり
・お仕事量を調整したり
からだに負担をかけすぎないようにすることは大切だと思います。
からだを労わってあげると、ちゃんと症状は少しは必ず改善します！！
