割甲状腺の病気、芸能人の方が公表していたりして耳にすることは多くなったような気がしています。
バセドウ病・橋本病
それぞれについて簡単になりますがご紹介していきますね。
まず、甲状腺とは首の前、のどぼとけのすぐ下にあって甲状腺ホルモンを作っている器官です。
※画像お借りしました
ざっくりですが、この甲状腺ホルモンの働きですが、
〇細胞の新陳代謝を高める
〇交感神経を刺激する
〇成長・発達を促す
というものがあります。
甲状腺の病気として多いのがバセドウ病と橋本病ですが、原因は分かっていませんが、女性に多い病気です。
バセドウ病で8割、橋本病で9割以上が女性がかかっています。
バセドウ病
甲状腺の機能が亢進(過剰に働く)してしまいます。
甲状腺にあるTSHのレセプターができてしまい、これが甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンが
必要以上に出てしまうと考えられています。
〇暑がる
〇疲れやすい
〇軟便
〇無月経・月経過少
〇息切れ・動悸
〇筋力低下・手指の震え
〇集中力の低下
などが症状です。
ここのところなんだか疲れやすい、なんて時に気づく方もいらっしゃるようです。
血液検査で測定して診断されます。
主な治療法は
〇薬物治療・・・甲状腺ホルモンが作られるのを抑えます
〇アイソトープ治療・・・アイトソープが入ったカプセルを内服して甲状腺細胞を減らします
〇手術・・・甲状腺の一部を残し、切除します
橋本病については明日に続きます。