漢方の服用についてお伝えしましたが、今回はよくある処方のちょっと小話を☺
風邪には葛根湯、なんてCMの効果でしょうか、よく聞くフレーズですが、葛根湯も要注意です。
風邪のひきはじめ、ちょっとぞくぞくする、なんて時にはぴったり効いていいのですが、
飲み続けたりするとちょっと注意です。
葛根湯には麻黄が入っているのですが、この麻黄の成分の「エフェドリン」というのもが長期服用には適していないんですね。
エフェドリンは自律神経の主に交感神経に作用してからだのスイッチONにしてくれ、気管支を広げて咳の症状を和らげてくれたり、頭をスッキリさせてくれたりします。肩こりに葛根湯というのも血管を拡張させて巡りをよくしてくれるので効いてくれるんですね。
でも、交感神経優位になり続けてしまうとどうしても内臓には負担がかかってきてしまいます。
この麻黄は多くの漢方に使用されています。
今の季節だと花粉症に効果のある「小青竜湯」にも含まれていますよ。
長期服用にはご注意くださいね。