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口が苦くなる東洋医学的考え

今日から2月、この前お正月だったのに!

そしてもうすぐ立春。

少しづつ春の気配が見えてきますでしょうか。

 

 

 

昨日のブログで口が苦く感じてしまうのにはストレスや過食が関係しているとお伝えしました。

でも、なんで苦い??と思いませんか?

西洋医学的には

・亜鉛の欠乏

・細菌の繁殖

が考えられているとお伝えしました。

 

 

 

東洋医学では、上の図を見てみてください。

五行式体表というものなんですが、五行(木・火・土・金・水)の自然界にある性質が季節やからだの臓器、方角、穀類など

自然界に存在するものはいずれもどこかに属しているという考えです。

 

これで見ると五味という味を示すもの、五官という5つの器官に注目してみると

五味の苦味、五官の舌はいづれも「火」に属しています。

また、五臓では「心」が火にあたります。

 

 

 

 

ということは、心がと口が苦いのも関係しているのでは?と診ていくわけです。

ちなみに、心の働きは火でありますから、自然界における太陽のような存在になります。

太陽はあらゆる生物のエネルギー源だったり、四季や昼夜を作り出してくれたりする存在ですよね。

「心」も同じように生体におけるエネルギー源で、心の働きが止まったら生体の営みが止まると考えます。

心は他にも「精神活動」にも大きくかかわっていると考えるので記憶・学習能力・判断力・言語・睡眠にも深いかかわりがあると考えます。

 

 

 

 

ストレスがあると、このあたりは影響してきますよね~。

そして、肝は心の「母」(五行でいうとお隣なのでそう考えます)なので密接に関係している、

上手くまとめられていないのですが、脈を診たり、皮膚の状態を診たり、話を伺ったり、

背中の状態を診たり、他にも色々なところを観察して、上記のようなことを考えて鍼灸治療はパズルのようにしていきます。

同じ苦味を感じるでも、心・肝が関係していることもありますし、心だけなのかもしれませんし、肝だけなのかもしれない、

脾も関係していることもあったり、陰陽のバランスもあったり・・

全てだったり・・

で、今はこんな状態ではなかろうか、ということをお伝えして、生活で気を付けて頂けることをできるだけやって頂きたいとお願いするわけです。