昨日は眠らないと、精神的な症状が出る事が人間は多いと、いう事を書きましたが、
今日は睡眠中、からだは何をしているのか、についてです。
眠っている時、脳やからだを休めているんでしょ?
と以前は思っていましたが、からだって生理学で学ぶと本当によくできている、ということを睡眠のしくみでも改めて思いました。
睡眠って、起きている時に溜まってしまった「疲労を回復」するのと同時に消費エネルギーを節約してくれています。
【目覚めている時間が長いと睡眠欲求が増す】
普段不眠の人でも、徹夜をするとすぐに入眠して深い眠りにつくそうです。
眠りにつくときには、脳を冷やし、消費エネルギーを節約するために、体温を下げます。
なので、眠る前には手足がポカポカして体温を放出するんだそうです。
また、自分にとって十分な睡眠がとれるとちゃんと目覚めるようになっています。
この目覚める時もからだのスイッチを入れるために、交感神経を活性化させ、覚醒ホルモンを分泌させ、深部体温を上昇させます。
【消費カロリーが高いと睡眠が長い】
こどもがよく眠るのは、体重あたりの消費エネルギーが大きいから、年を重ねると体重あたりの消費エネルギーが減るので
こどもの頃よりは睡眠が短くても大丈夫になるそうです。
【レム睡眠とノンレム睡眠】
夢をみるレム睡眠、ですがこの時には脳が比較的活発に動いていて眼球が素早く動いているそうです。
この時に「記憶の定着」「記憶の整理」をしているそうです。(ありがとう!脳よ!でも、ちょっと記憶の定着が低下志気味な気が・・笑)
脳は比較的活発に動いていますが、からだは一番休まっている時間だそうです。
ノンレム睡眠では脳と身体を休めているのですが、深いノンレム睡眠と浅いノンレム睡眠があり、
大脳皮質の発達した高等生物で深いノンレム睡眠が多く発生するそうです。
この一番深いノンレム睡眠が入眠後すぐに現れて、1時間くらいすると少し浅くなってきて、レム睡眠へ移行していきます。
からだは蓄積した疲労をできるだけ効率よく、上手にとって、回復するように睡眠も考えられているんです。
このリズムが崩れてしまっては、疲労が蓄積しやすいだけでなく、精神的にも肉体的にもいい状態を保てなくなってしまいます。
どうしたらいい状態で眠れるのか、来週書きますね。