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「小満」は満ち過ぎないがちょうどいい?!

けっこう気になる二十四節気、今日から「小満」(しょうまん)です。

いのちが次第に満ち満ちていくころのこと。だそうです。

なんか、素敵な表現ですよね。

また、草木がぐんぐん成長し、命が少しずつ満ちていく季節です。

田んぼの緑は濃くなって、風にも初夏の力強さが混ざり始めるのを感じ始めるのもこの時期。

花粉も少し落ち着いて、、、春?初夏を楽しむいい季節な気がしています。

 

 

 

 

でも、“満ちる”季節だからこそ、東洋医学では「溜め込みすぎ」に注意する時期でもあるんです。

なんとなく体が重い

むくむ

胃がもたれる

眠い

気分までどんよりする

そんな不調が出やすいのも、この小満の頃なのです。

 

 

 

 

 

小満は「脾胃」が疲れやすい季節

東洋医学では、胃腸の働きを「脾胃(ひい)」と呼びます。

脾胃は、食べたものをエネルギーに変え、全身へ運ぶ“体の台所”のような存在。

ところが小満の頃は、

◎湿気が増える

◎気温差がある

◎冷たいものを摂り始める

◎新生活疲れが残っている

そんな理由から、脾胃が弱りやすくなります。

すると体の中に“湿(しつ)”と呼ばれる余分な水分や老廃物が溜まりやすくなるのです。

 

 

 

 

「デトックスしなきゃ!」より

「巡らせよう」が大切

最近は“デトックス”という言葉をよく聞きますが、東洋医学では「無理に出す」よりも、“自然に巡る状態”を大切にします。

汗を大量にかく

極端な断食をする

急激に食事を減らす

そんな頑張りすぎは、かえって脾胃を弱らせてしまうことも・・

 

 

 

 

それよりも、「満ちすぎない」ということを考えて、

頑張りすぎない

食べすぎない

抱え込みすぎない

少し余白を残すくらいが、ちょうどいい季節なのかもしれませんよ。

案外これが難しいのですけどね。

 

 

 

 

小満の養生ポイントとしては、

冷たいものを摂りすぎない

アイス、冷たい飲み物、生野菜ばかりは脾胃を弱らせやすくなります。

常温のお茶や、温かい汁物をひとつ加えるだけでも違います。

 

 

 

“甘いもの疲れ”に注意

湿気の季節は、甘いものが欲しくなる方も多い時期。

でも食べすぎると、さらに“湿”が溜まりやすくなります。

完全に我慢ではなく、

「量を少し控える」

「温かいお茶と楽しむ」

くらいがちょうどいいのです。

 

 

 

軽く汗ばむ程度に動く

激しい運動より、

散歩

ストレッチ

深呼吸

ゆるい体操

など、“巡らせる”動きがおすすめ。

特に朝の軽い散歩は、気の巡りも整えてくれます。

 

 

 

 

心にも余白を

小満は自然界が勢いづくぶん、人も「もっと頑張らなきゃ」と無意識に力みやすい季節。

でも、満ちすぎたものは溢れてしまいます。

少し早く寝る

予定を詰め込みすぎない

ぼーっとする時間を作る

それも立派な養生です。

体調を整えるというのは、完璧を目指すことではなく、「今の季節に合わせて、少し暮らし方を変えること」なのかもしれません。

 

 

 

小満の今日は、

“満たしすぎない”

を合言葉に。

脾胃をいたわりながら、体も心も、やさしく巡らせていきたいですね。