先日、食生活が乱れてしまうことがありまして・・
外食が続いたり、少し眠る時間がずれてしまったり・・
それは仕方がないとして、口の中を噛んでしまって、口内炎ができてしまいました。
しかも、同じところを重ねて噛んでしまうという失態(涙)
私だけではないですよね?
たまたま噛んでしまうこともありますが、何度も繰り返す場合、東洋医学では体の内側の状態に目を向けることがあります。
今回は、そのひとつである「痰湿(たんしつ)」についてです。
東洋医学では、体内の水分やその巡りが滞り、余分な水分や不要なものが蓄積した状態を「湿」や「痰湿」と捉えます。
ここでいう痰湿は、喉に絡む痰だけを指すものではありません。
胃腸の働きが弱って水分代謝がうまくいかなくなったり、飲食の偏りなどによって体内に余分なものが溜まりやすくなったりすることも、痰湿につながると考えられています。
痰湿があるときには、体質や状態によって、体が重だるい、むくみやすい、頭がすっきりしない、舌に厚い苔がつくといったサインが見られることもあります。
口の中を噛んでしまうのは、この痰湿で口腔内もむくんでしまって、噛んでしまうんです。
東洋医学では、痰湿によって気血の巡りや体の機能が滞ることが、さまざまな不調につながると考えます。
そのため、口の中を繰り返し噛んでしまう方でも、ほかの症状や舌の状態、食生活、胃腸の調子などを合わせて確認し、痰湿が関係していないかを考えることがあります。
もちろん、口の中を噛むことだけで、痰湿があると判断できるわけではありません。
実際には、噛み合わせや歯並び、頬の粘膜の状態、疲労やストレス、食事中の動きなど、さまざまな要因が考えられます。
東洋医学では、ひとつの症状だけで判断するのではなく、体全体の状態を見ていくことを大切にしています。
痰湿を溜め込まないために、日常生活でできること
痰湿が気になる方は、まず日々の食生活や生活習慣を見直してみることも大切です。
・食事はよく噛み、胃腸に負担をかけすぎない
・甘いものや脂っこいものに偏りすぎない
・冷たい飲食物を摂りすぎず、胃腸の調子を整える
・適度に体を動かし、巡りを促す
・睡眠をしっかりとり、疲れを溜め込まない
大切なのは、特定の食べ物を我慢することよりも、自分の体調に合った生活を続けることです。
小さな変化にも、体からのサインが隠れているかもしれません
口の中を噛むという、一見ささいな出来事。
けれど、繰り返すようになったときには、噛み合わせなどの変化だけでなく、疲れや生活習慣にも目を向けてみるとよいかもしれません。
※口の中を頻繁に噛むようになった場合や、口内の傷が治らない場合は、歯科などの医療機関にもご相談くださいね。