つわりは英語で “morning sickness” って言うそうです。
私は最近知りましたよ・・(中学から大学まで10年も英語を勉強したのに・・ポンコツすぎます)
でも実際には「朝だけ気持ち悪い」わけじゃない人も多いですよね。
なのになぜそう呼ぶかというと、
・妊娠初期の吐き気が朝に強く出やすいことが多かった
・昔からそういう症状として認識されていた
だそうです。
私の聞くところだと、朝の吐き気も一定数いらっしゃいますが、
疲労がたまってきた夕方に症状が出る方が多い印象のなので、「morning」か、と思いました。
ということ、なのかはわかりませんが、医学的には朝に限らず、一日中続くこともあるので、最近は
・nausea and vomiting of pregnancy(妊娠中の吐き気と嘔吐)
・略して NVP
という表現もよく使われるそうです。
ちなみに「つわり」は日本語独特の言葉で、英語には「つわり」と完全に同じ意味の単語はなくて、症状を説明する形になるそうです。
日本語って結構便利な単語が多いな、と思います。
I have morning sickness.
と言えば、「つわりがあるんです」という感じだそうです。
ちなみに朝に出やすい理由は、空腹で血糖値が下がっていたり、妊娠ホルモン(hCG)の影響が強く出たりすると考えられていますが、
まだ完全には解明されていません。
少しづつ原因が分かってきてはいるのかな・・というニュースをたまに見ます。
その中でも、有力なのは、
① GDF15というホルモン説(現在最有力)
胎盤から出る GDF15 という物質が脳の吐き気中枢を刺激して、つわりを起こすのではないかと考えられています。
面白いな、と思ったのは、
・妊娠前からGDF15に慣れている人 → つわりが軽い
・普段あまり触れていない人 → つわりが重い
という傾向が報告されていること。
この研究は近年かなり注目されていて、将来的にはつわりの予防や治療につながる可能性もあると考えられています。
② hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)説
昔から有力とされている説で、妊娠すると急増するホルモンで、
・妊娠8〜12週頃にピーク
・つわりのピーク時期と重なる
ため関係があると考えられています。
双子妊娠や胞状奇胎でhCGが高いと、つわりも重くなりやすいことが知られています。
③ 嗅覚が敏感になる説
妊娠すると、
・ご飯の炊ける匂い
・香水
・タバコ
・柔軟剤
などが急にダメになることがありますよね。
これはホルモンの影響で嗅覚が鋭くなり、吐き気を引き起こすと考えられています。
④ 赤ちゃんを守るための進化説
個人的にはこの説、なんだか好きです。進化生物学では、
「腐敗した食べ物や毒性のあるものを避けて胎児を守る仕組みではないか」
とも考えられてもいます。
確かに、妊娠初期は免疫が低下しますものね。
実際、
・生肉
・魚
・苦味の強い野菜
・アルコール
などを受け付けなくなる人が多い、と言われています。
⑤ 血糖値の変動説
空腹になると気持ち悪くなる人が多く、妊娠初期は代謝が変わるため、
・血糖値が下がりやすい
・自律神経が乱れやすい
ことで吐き気が出るという説もあります。
東洋医学的にはまた少し違っていて、
・胃の気が上に逆流する(胃気上逆)
・脾胃が弱る
・気血の不足
などで治療を組み立てていくことが多いです。
②③⑤の説はすべてあって、何か1つが影響しているのではなくて
いくつかの要因が重なってつわりという症状になるのかな、とも思います。
妊娠初期にあまり元気でも動きすぎてしまって良くない気もしますし・・なんでしょうね、原因。
つわりのある時には、ゆっくり、のんびり、ママになる時間を楽しんでほしい、と思っています。