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ホルモンとイライラや怒りの関係

「まさに私のこと!」だったりもするのですが、ホルモンなんだなぁ、と思いながらも自分の感情がコントロールしにくくなることありませんか?

それって、本当にホルモンの関係なんです。

対策も含めて書いていきますね。

 

 

 

PMSと自律神経の関係

怒りっぽくなるのはなぜ?

生理前になると、些細なことでイライラしたり、気分が不安定になったり…。

「わかっているのに感情がコントロールできない」

そんな自分に落ち込んでしまうことはありませんか?

それは、性格のせいではなく、自律神経とホルモンのリズムが関係しているからなんです。

 

 

PMS(月経前症候群)とは?

PMSとは、生理の3〜10日前くらいから起こる心と体の不調のこと。

頭痛、胸の張り、むくみ、眠気、イライラ、涙もろさなど、症状はさまざまです。

その背景には、排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、

自律神経のバランスが崩れやすくなることが関係しています。

 

 

 

なぜ怒りっぽくなるの?

東洋医学でいう「怒り」は、“肝(かん)”の働きと深く関わっています

肝は、体の中で「気(エネルギー)」をスムーズに巡らせる役割を持っています。

でも、ストレスやホルモン変化で肝の働きが乱れると、

気がスムーズに流れず、イライラ・焦り・ため息といった状態に。

つまり、PMSの「怒りっぽさ」は、“肝の気”が滞っているサイン

また、自律神経のうち「交感神経(がんばる神経)」が優位になると、

心拍数が上がり、呼吸が浅くなり、体も心も“戦闘モード”に。

この状態では、ちょっとした刺激でも感情が爆発しやすくなります。

 

 

 

 

どうしたら感情のコントロールができる?

〇 ゆっくり呼吸を整える

吸うよりも「吐く」時間を長く。

“肝の気”の滞りは、深い呼吸でやさしく流れます。

 

〇 香りを味方に

柚子・ベルガモット・クラリセージなど、

イライラを鎮めてホルモンバランスをサポートする香りを取り入れて。

 

〇お腹や足元を温める

冷えは気血の流れを妨げ、肝の働きを低下させます。

白湯や足湯、腹巻きで“気の通り道”を温めましょう。

 

〇ストレッチで“気”を流す

肩や脇腹、股関節を軽く動かすことで、滞った気がスッと巡りやすくなります。

 

 

 

忙しい毎日なんですが、スマホを置いて、情報から離れて、こんな時間を取ってあげる贅沢も

からだにとってはとてもよいのでは、と感じています。

 

生理前のイライラは、決して“気のせい”や“性格の問題”ではありません。

それは、体が一生懸命リズムを保とうとしている証拠。

肝と自律神経をやさしく整えて、「怒りっぽい自分」ではなく「自分をいたわる」ことをやっていきましょうかね。