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更年期のホットフラッシュの症状が改善した症例

更年期の症状で来院された40代の女性です。

主な症状は、顔や上半身が急に熱くなるホットフラッシュでした。

他にも、だるさや疲れやすい症状もあるようでしたが、とにかくホットフラッシュがあることがストレスになっているご様子。

 

 

 

もともと暑がりで、冬でもあまり寒さを感じないタイプ、東洋医学的には「陽盛」というより「陰虚」だと感じました。

さらに、お酒や甘いものがお好きで、日頃から「熱」がこもりやすい生活習慣もありました。

陰は、身体を冷ましたり潤したりする働きを持つもの。

もともと陽気が比較的強く、身体に熱がこもりやすいところへ、更年期による身体の変化が加わることで、

「今までなら何とか保てていたバランスが崩れ、熱が上に上がりやすくなる」

ということがあります。

 

 

 

 

さらに、お酒や甘いものを摂りすぎると、東洋医学では「痰湿(たんしつ)」と呼ばれる余分な水分や濁りが身体に溜まりやすくなると考えます。

つまり今回の場合、

もともと熱がこもりやすい体質

+ 更年期による身体の変化

+ お酒や甘いものによる痰湿

こうしたものが重なり、ホットフラッシュが起こりやすくなっていると考えました。

 

 

 

 

鍼灸では「熱を冷ます」だけではありません

ホットフラッシュがあるからといって、単純に「熱を冷ます」治療をすればいいとは限りません。

その方の体質をみながら、

・身体の余分な熱を落ち着かせる

・不足している陰を補う

・胃腸の働きを整えて痰湿を溜めにくくする

・気血の巡りを整える

など、身体全体のバランスを整えていきます。

 

 

 

 

 

治療を重ねる中で、ホットフラッシュの頻度や強さが徐々に落ち着き、以前より過ごしやすくなっていきました。

更年期だから仕方ない、ではなく

更年期は、女性ホルモンの変化によって身体のバランスが大きく変わる時期です。

でも、同じ更年期でも、

「冷えやすい人」

「熱がこもりやすい人」

「疲れやすい人」

「むくみやすい人」

など、症状の出方は人それぞれ。

だからこそ当院では、症状だけを見るのではなく、もともとの体質や生活習慣も含めて、その方の身体をみることを大切にしています。

「更年期だから仕方ないかな」と我慢している不調も、身体のバランスを整えることで変化することがあります。

ホルモン剤を使うほどではないけれど・・って時に良かったら参考にしてみてくださいね。