生理痛って、鍼灸治療でけっこうよくなるケースが多いんです。
もちろん、100%ってのは無理だとは承知なんですが
どうしてなのか、と考えた時に色々パターンがありまして・・
生理痛で多いのが、「腎気不足→気血不足」のパターンが多いという実感です。
エネルギーをためる「腎」の気が少ないから「気・血」のエネルギーが不足してしまって
血のめぐりが悪くなって痛みとなってしまう。
現代人は座って仕事をしている時間が長い方が多かったり、(ちょうど骨盤のところで血流が悪化してしまう)
睡眠が不足していたり(気の不足になる)、過労だったり、ストレスだったり・・原因は色々ありますがこのパターンは多い気がします。
ただ、これだけではなくて、
瘀血が強い(血の巡りが悪い)
気血不足がベースでも、
・ 長時間のデスクワーク
・運動不足
・ ストレス
で血の巡りがさらに悪くなっている人は多かったり、
「足りない」だけでなく、「滞っている」が強いと、補うだけでは痛みが残ってしまうんです。
寒だけではなく熱がある
「冷え」が中心だったのに、最近は
・ 睡眠不足
・ストレス
・食生活の乱れ
で虚熱や鬱熱を伴う人も増えている印象があります。
甘いもの・脂っこいもの・辛い物が多いと熱がこもりやすくなってしまいます。
舌が赤めだったり、口が渇きやすかったり、イライラが強い人は、補うだけではかえって重く感じることもある。
肝鬱が深くなっている
仕事や妊活って精神的な負担が本当に大きいので、「肝」の失調が以前より目立つ人もいるのかな、とも思います。
肝気鬱結が強いと、気が巡らず血も巡らず、生理痛につながりやすくなってしまうんです。
脾の弱りが目立つ
これ、意外に多いです。
このところの湿気で脾胃が疲労しやすくなっていることもありますし、最近は食べていても、
・タンパク質不足
・消化吸収力の低下
・腸内環境の乱れ
で「気血を作れない」人も多いように感じます。
補腎だけではなく、脾胃を立て直す必要があるケースも増えている感じです。
西洋医学的な慢性炎症やホルモン環境の変化
例えば
・ 子宮内膜症などの器質的な要因
・軽いインスリン抵抗性
・ビタミンD不足
・慢性的な炎症
こうした要素が重なると、東洋医学的な治療で改善しても痛みだけ残ることがあります。
私が最近気になっているのは、「回復力そのものが落ちている人が増えたのではないか」ということ。
昔は同じように腎気不足でも、「補えば応えてくれる身体」が多かったのが、
・睡眠不足
・ストレス
・過度なダイエット
・運動不足
・長時間のスマホやPC使用
などが積み重なって、体が回復する余力そのものが少ない人が増えているように感じています。
特にスマホが要因となることが多い気がしています。
東洋医学でいえば、単なる腎虚ではなく、腎・脾・肝が同時に弱り、さらに瘀血や湿が絡む複雑な証になっている人が増えている、というイメージですかね。
食事・睡眠・運動・ストレスケア
どんな症状もこれにいきついてしまいますが、本当にこれらは大切ですね。