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病気は不幸なのか・・

ひとりで鍼灸治療をしていると、やっぱり視野が狭くなってしまいそうだな、と思って

色々勉強会には参加するようにしています。

月1回の定期的な師匠がやっているものとは別に参加した会で

とても、とても久しぶりに80代後半~90代のお年寄りに鍼をする機会がありました。

 

 

 

もちろんですが、不調はたくさんあるんです。年を重ねていらっしゃいますからね。

でもね、その不調を受け入れている

歩けなくっても、痛くっても、目や耳が不自由であっても、それが「当たり前」って思っているんです。

私たちと違って、「年を重ねているから」これくらいは、と受け入れやすいんだと思いますが、

不調をよくしよう、病気になったら不幸、と思いすぎるのもからだにはどうなんだろうか、

と考えるきっかけになりました。

 

 

 

 

からだがしんどかったり、健康でない状態はイイ事とは言えませんが、

からだが教えてくれている、「負担のかけすぎ」なのかもしれません。

腰が痛いのなら、無理な姿勢で動きすぎているのかもしれませんし、

頭が痛いのなら、睡眠が不足していたり、考えすぎていたりするのかもしれませんし、

ダルさが抜けないなら、ストレスが溜まっていたり、リフレッシュが足りないのかもしれない。

 

 

 

 

こういうものが積み重なった時に「病気」になってしまうので、病気になることはよくないですが、

時に俯瞰してからだと向き合ってみると、からだにとっての幸せがみえてくるのかもしれないな、と思いました。

そして、今はまだよくなる途中だからこれくらいでも仕方がない、

もっとよくなるには、これをやめよう、とか、これを継続して続けよう

とかになれると心も軽くなって治りやすいからだの状態にもなるかもしれませんね。

ま、私たちは90歳ではないので、90歳のようには過ごせませんが、いいものはマネできたらいいな、と思いました。