ここのところ不妊についてが続いております。
それはなぜか。
今、kokariはもうすぐ産まれそうという妊婦さんがいっぱいなんです!
3月~5月に出産される方が多く、大きなおなかの方にお会いすることが多く、なんだかニヤニヤしています。
そこまでのご本人たちの努力や過程の一部ですが見てきて「本当によかったなぁ」としみじみしていたりもします。
そして今妊活をされている方、出口がないように見えますが、絶対に出口があります、そして自分のからだのことをもっと知って不安を解消できたらと思っています。
去年の夏に放送されていたNHKスペシャルの「精子力クライシス」
観た方もいらっしゃるかと思いますが、そこからの引用です。
不妊治療ってずいぶん一般的になってきましたよね。
今では「お子さんはまだ?」なんて聞いたらマタニティハラスメントなんて言われてしまうのかもしれません。
それくらい「本当は欲しいんだけど、なかなか・・」という方、とっても多いんです。
その不妊の原因の40~50%は男性因子なんです。
その中でも「造精機能障害」(精子を作る機能が低い)が80%と一番多いんです。
内分泌(ホルモン)、先天的な病気によるもの、などなどあるのですが、今回は原因不明で生活習慣でなんとかなるかも、というものについてご紹介させていただきますね。
WHOの精液検査の基準値は
精子数 ・・ 1,500万以上
精子運動率 ・・ 40%以上
前進運動率 ・・ 25%以上
とあります。
この精子数や運動率、あと精子がたくさんあってもDNAが破損してしまっていることも多いそうで、そうなると妊娠させる力が低下してしまいますので、この3つについて何が原因なのか、対処法はあるのか、ということについてやっていました。
原因
〇座る時間が長い
仕事中のパソコンや会議の時間、座っていますよね、そして家に帰ってもスマホなどを触っていることが多いかもしれません
〇ストレスが多い
ストレスによって活性酸素が増えてしまい、精子が酸化しているような状態で損傷しやすくなってしまうそうです
〇睡眠不足
睡眠時間6.5時間以下の方は7時間以上の人よりもテストステロン(男性ホルモン)の量が20%も少ないそうです
これだけ見ても、精子だけでなくからだ全体に悪そうですよね~。それもデータにあるらしく、精子の値のよくない方は糖尿病や心疾患リスクが高いそうです。精子の値が悪いからではなく、からだの状態がよくないから精子の値も悪いんですね。
この番組では改善として
〇睡眠の質を上げるようにスマホを就寝前に見ない
〇遮光カーテンなどで睡眠の質を上げる(例に出ていた方は夜勤のある方で日中にお休みになることもあったので)
〇食事を見直す(脂っこいものではなくお野菜などを中心とした食事にする)
〇少しの運動をする(通勤でいつもより歩く、室内でもできるだけ動くようにする、パソコン作業中にもたまには立ちあがるなど)
たった、これだけのことで60~70%の方に改善が見られました。
個人的にはスマホ!これ本当に皆さんもっと減らしませんか?我が家も私がどんなに動いていてもスマホをいじっているのを見るとイラッ。(おっと、愚痴になってしまいました)
生活習慣が大切、本当に改めて感じました。
皆さん、無意識なんですよね、でもこの無意識を意識して変えることでうまくいくことあると思います。鍼灸治療もそんなアドバイスとともにやっていくと本当にいい結果が出ていますよ~。