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女性ホルモン、といえばエストロゲンとか、プロゲステロン。(これももっと細かく言うとまだ種類はありますが・・)
このホルモンたちを出しなさいよ~、と指令を出しているのがFSHとか、LHというホルモンです。
FSHはというと、卵胞に向けて卵胞を発育させてよ~、という指令を出します。
これによって卵胞が発育し、発育した卵胞からエストロゲン(E2が)放出されて子宮の内膜を厚くしてくれます。
ということは、FSHが高いということは、卵巣に「卵胞を育てるのお願いね!」という指令をしてもなかなか育たないから
たくさん指令を出している、ということもあり得るお話し。
排卵障害の判別でこのFSHの値の測定をするのが妊活では一般的です。
また、加齢とともに卵巣の働きは低下しやすくなるので、FSHの値が高くなることも分かっています。
とはいえ、若年層ではFSHの値が高くても妊娠維持には影響がないというデータがあり、
体外受精時の採卵数こそは少なくなることが多いようですが、そこまで注視していない先生も多いのかもしれません。
ただ、FSH値が15mIU/mlよりも高いと妊娠率が低下したり、卵巣刺激に差が出てくるという報告はあるようです。
このあたりの治療は婦人科・体外受精を行っている施設の先生の色々なご判断で・・となりますが、
鍼灸治療では、それなら卵巣の働きを高めてあげたらいい!と考えて治療をしていきます。
人それぞれ、卵巣機能の低下の理由は違うので、ここでひとつづつはあげませんが、
ご本人にお任せするのは生活習慣の見直しです。
これ、本当にからだ、値が変わってくるんです。ご実感もよく頂きます。
何か、体の不調や不具合があるには必ず原因があると思います。
それが先天的なものだとどうしようもありませんが、後天的なものならちょっと工夫することで
最高にいい状態にはならなくとも、まあ、うまく働いているくらいの状態にはもっていくことが可能だと思います。
ただし、これにはちょっと我慢は必要かもしれませんけどね。
妊娠はゴールではなく、妊娠し、維持し、出産し、育児をする、ここまでの体力を持って初めて妊娠に至ると私は考えます。
ちょっと、つらくてもからだにいいこと、時が経つとつらくなりますから、やってみましょうね。