最近、思うこと。
「気の持ちよう」ってのはよく言ったものだなぁ、と。
この時期、絶対に体調がすぐれなくなるんです、という方はその時期になると体調がすぐれなくなり、
同じ方でも、今年はちゃんと色々気を付けたし、体調もいいから大丈夫かも、と思うとよくなる。
そんなこと、意外にもよくあります。
この場合、「気」だけではないですが、〇〇になりそう、と思うとだいたいなるなぁ、とは思います。
どうせならいい方に〇〇になりそう、と思っていたいものですね~。
この「気」という概念は約2000年前に書かれた中国の「黄帝内経」という本にもあり、
「気が病気と深いかかわりがあり、気功は予防・治療・寿命を延ばす効果がある」と書かれています。
「気」というのは目には見えないが、生命の根源的なエネルギーとなるものとあります。
気功というのは、呼吸と体の動きを組みあわせた中国古来の健康法で、「気」を全身に巡らせて
免疫力や治癒力を高め、からだのトラブルを解決するものです。
気功というと、ちょっと怪しい感じが私はしてしまうのですが、
ちゃんと中国では体系化されていて、ヨガのように多くの人がやっているもののようです。
ヨガというと、なんか身近に感じますね~。
軟気功
気功には健康増進や病気の治療を目的とした軟気功というものがあり、
外気功・・気功師が施すもので、からだの外から気を調整するもの
内気功・・自分の力で気を整えるもの
内気功には3つ種類があり、
静功・・からだをほとんど動かさずにするもの
動功・・からだを動かしてするもの
按摩保健功・・手足の指・関節・筋肉・ツボを押さえたりもんだりしてするもの
と分けられます
硬気功
武術気功ともよばれ、気功によって体内の気を鍛え、潜在能力を引き出すもの。
伝統的な中国武術にもつながるもの
人のことをさんざん怪しいと言いつつ、鍼灸治療でもこの「気」というのはとっても、とっても大切なものとしてとらえていて
「気」が不足してるな、とか滞っているな、というのはよく感じることです。←おい!
この気を巡らせるのに、瞑想やストレッチはとても効果があるのでは、と個人的には考えています。
ちょっと怪しいかもですが、からだの内も外も通っている「気」を意識して、
巡らせるイメージをして瞑想やヨガなどしてみるとこうか倍増かもしれませんよ。