ずーっと雨でしたが、ようやく秋らしい、とってもいい季節になってきましたね~。
お休みには大物のお洗濯をバリバリしてしまいました、すっきり。
雨が続くと、心も体調も少し落ち込み気味、なんて方が多かったですが、
気持ち良い天気と共に、元気になっていきたいものです。
少し前にニュースになっていたので、ご存知の方も多いと思いますが、
うつ病の原因って、ウイルスも関係があるとか!?
遺伝もあるとも言われていますが、ウイルスも?!
最近は、うつ病と身体の中で起こっている“炎症”や免疫反応との関係も研究されています。
WHOも、うつ病は心理的な要因だけではなく、社会的・生物学的な要因が複雑に関係して起こるものとしています。(世界保健機関)
ウイルスに感染した後、気分が落ち込むことがある?
たとえばインフルエンザなどに感染したとき、
・身体がだるい
・眠い
・食欲がない
・何もしたくない
・集中できない
という状態になりますよね。
これは単純に「病気だから気分が悪い」というだけではなく、感染に対して身体の免疫システムが働き、炎症に関わる物質が作られることも関係しています。
免疫反応によって作られる炎症性サイトカインなどのシグナルは、脳にも影響を与えることが分かっています。
そして現在、感染や慢性的な炎症と、うつ症状との関連が研究されています。(サイエンスダイレクト)
特に近年は、COVID-19などのウイルス感染後に長く続く体調不良(Long COVID)と、抑うつ症状との関連についても研究が進んでいます。(PubMed)
ただし、
「うつ病はウイルスが原因」
「うつ病の人はウイルス感染している」
という意味ではありません。
うつ病は、遺伝的な要因、ホルモン、睡眠、ストレス、身体の病気、生活環境、心理的要因など、さまざまなものが重なって起こります。
ウイルスや炎症も、その一部として関係する可能性がある、という段階です。
東洋医学では「こころと身体」を分けて考えません
ここが、鍼灸をしている私がとても興味深いと感じるところです。
東洋医学では昔から、
「身体が弱れば、こころにも影響する」
「こころが疲れれば、身体にも影響する」
というように、心身を別々のものとして考えません。
たとえば、
・眠れない
・食欲が落ちる
・疲れやすい
・頭が重い
・身体がだるい
・動悸がする
・気分が落ち込む
こうした症状がいくつも重なっている場合、「気持ちの問題」とだけ考えず、身体全体のバランスが崩れていないかを見ることも大切です。
鍼灸では、脈や舌、お腹の状態、睡眠、食欲、月経、疲労感などを含めて、その方の身体の状態を総合的にみていきます。
もちろん、うつ病そのものを鍼灸だけで治す、ということではありません。
必要な場合には医療機関で適切な診断・治療を受けることが大切です。
そのうえで、
「病院で治療を受けているけれど、身体のだるさや眠りの問題も気になる」
「最近、心身ともに疲れ切っている」
「以前より疲れが抜けにくくなった」
というときに、身体側から整えていく方法のひとつとして鍼灸を取り入れることはできます。
心と身体は、別々に存在しているわけではありません。
「気分が落ち込んでいるから心の問題」と決めつけず、
「身体が疲れているから仕方ない」と諦めず、
心と身体の両方から、自分の状態を見てあげる。
それも、健康を保つために大切なことなのだと思います。