お腹にガスが溜まって・・あまり人にはいいにくい症状だと思うのですがけっこういらっしゃいます。
このガス溜まり、呑気症といって食事の時に一緒に空気を呑み込んでしまうクセの方もいらっしゃいますが、
多くの場合、腸内の細菌が発酵してガスが発生しています。
こうして溜まったガスはげっぷやおなら、そこで排出されないと血液に溶けて肺からも排出されます。
そう、おならを我慢すると息が臭くなるというのはあながち嘘ではないんですよね。
そんなガスが溜まった状態でうまく排出されないと周りの臓器が圧迫されて血液循環が低下してしまい
働きが低下してしまってますますガスが溜まりやすくなる・・なんてこともあります。
そんなガスが溜まりやすい原因はなんでしょうか。
東洋医学では「気滞」といって気の巡りが悪くなっている状態と考えます。
例えばストレスがあったり、甘いもの・辛いもの・脂っこいものを食べ過ぎてしまったりということが原因として考えられます。
・脾胃(この場合は腸)の働きがこれらの原因で鈍ってしまって上手にガスが排出できない
・本来排出しなければいけない便がうまく出せない
・交感神経優位になることで消化器の働きが低下してり、平滑筋の緊張がつよくなる
ということが起きてくるんです。
鍼灸治療では、こうした気の巡りの低下を上手に回してあげるお手伝いをしたり、
食事の見直しをお伝えしたりするのですが、
ご自身でもお腹を時計回りに軽くマッサージしてあげたり、
1食スキップして、胃腸を休めてあげたりすることで上手に働くようになる場合もあります。
あとは、ストレスもあれば上手に解消してあげてくださいね。
オナラ・・我慢しなきゃいけない時は多いですから・・笑