科学が発達して、たった100年前だったらあきらめていた病気がお薬ですぐに治る、なんて事はたくさんあります。
現代に生まれてよかった、と思います。
とはいえ、個人的にはそんなことでお薬飲まなくていいんじゃない?
って事も感じることがたくさんあります。
〇病気そのものの性質(自然に治るかどうか)
〇症状の重さ(命に関わるか、合併症を起こすか)
というのがお薬が必要かどうかの判断の基準の一つになるのでは、と思っています。
お薬が“必要”な病気・症状
自然治癒しない(薬がないと治らない)病気
薬の「根本治療」が必要なもの。
〇細菌感染
肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、蜂窩織炎、扁桃腺の細菌感染
→ 抗生物質が必要
〇生活習慣病
高血圧、糖尿病、脂質異常症
→ 放置すると血管が傷み、脳卒中・心筋梗塞リスクが上がる
〇甲状腺の病気(バセドウ病・橋本病)
→ホルモンの調整をすることで症状が劇的に楽になることも
〇てんかん・自己免疫疾患
〇喘息の中〜重症
〇心不全・不整脈の一部
→ これらは、薬で「コントロール」「命を守る」必要がありますので、お薬は必要です。
自然治癒するけれど、薬がないと危ない病気
〇インフルエンザ(高リスク者)
〇帯状疱疹(抗ウイルス薬が早期に必要)
〇重い脱水を伴う胃腸炎(点滴必要)
〇アナフィラキシー(エピペン必須)
〇肺炎などへ悪化しやすい風邪症状
→ 合併症を防ぐために薬が必要
症状が強くて、薬を使わないと回復が妨げられる場合
〇高熱で眠れない
〇ひどい咳で呼吸や睡眠に支障
〇強い頭痛・偏頭痛
〇アレルギー症状で日常生活が困難
〇喘息発作
〇何度も吐いて水分が取れない(脱水の危険)
→ 薬を使うことで体力の消耗を減らし、治りを早めてくれます
お薬がなくてもいいのでは?というのは明日に続きます。