キリンの首はなぜ長いのか、と聞かれたら、多くの方が
「高いところにあるものを食べられるように長く進化した」
と答えると思います。
進化の過程で、高いところのものを食べようと首を伸ばして、いたらだんだん長くなってきた、という「用不要説」は違うとされています。
確かに、親が首を伸ばして長くなっても、遺伝子の問題ではないので、それが遺伝することはない、
と言われたらよくわからない素人の私はそうかも?!と思ってしまいますし、
首長族だって、首に輪っかを付けて大人になるにつれて長くしているわけですし・・
では、なぜなのか。
根本の長くなる理由は似ているのですが、
首がたまたま少し長かったキリンの方が生存しやすかったので、首の長い遺伝子を持ったキリンの持つ
「首の長い遺伝子」が保存されて、首の短い遺伝子の方が淘汰された
ということのようです。
※ただ、一部で、環境因子が遺伝子に影響を与えた(首が長くなったみたいな)ことが遺伝する、ということも
限定的に起こることがわかっているようです。エピジェネティクスっていうそうですが、なんか聞いたことある気がする!?
人だけでなく、体内では抗菌薬が効かない耐性菌が生まれてきたり、抗がん剤も効かないことがあったり、
進化を感じるには私たちの寿命は短すぎますが、自然ってとてもよくできている気がしています。
私たち、生きていえば病気もしますし、不調にもなりますが、次は回避するように「脳」が考えて動いてくれたり、
菌やウイルスに感染したら免疫を獲得してくれたり、精神的につらい経験が精神を強くしてくれたり、
私たちの意思とは違うところで頑張ってくれていると思います。
そんな体を上手に動かしてあげるにはやっぱりメンテナンスや休めることはとてもとても重要だと思います。