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コレステロールはいいもの?悪いもの?

健康診断でコレステロールが高くて・・と言われる方が多いです。

悪玉というからなんだか悪い気がしますが、

悪玉コレステロール(LDL)は肝臓で作られたコレステロールを全身に運んで細胞やホルモン、ビタミンDなどの原料として使われ

善玉コレステロール(HDL)は全身で使われなくなったコレステロールを回収する

ので、どちらも大切な働きをしているんです。

ただ、LDLコレステロールは全身にコレステロールを運んでいるだけなら全く問題がないのですが

血管の壁に引っかかって血管壁に入り込んでしまって血液の通り道を狭めてしまうと動脈硬化

となるので注意が必要です。

 

 

 

 

閉経した女性でコレステロール値が高くなるのは、女性ホルモンのエストロゲンがコレステロールを原料としているので

コレステロールが取り込まれて、総コレステロールの低下につながるからです。

女性にとって妊娠というのも大きな仕事ですが、妊娠の維持にビタミンDが大きく関与しているというのは

最近分かったことで、ビタミンDの生成にもコレステロールは必要になるので女性にとってはコレステロールは大切なものになります。

 

 

 

 

 

コレステロールって食事から吸収されているイメージが私にはありましたが、

食事からのものは約30%で、他は肝臓などで作られているんです。

脂質の過剰摂取はやはりよくありませんが、あまり気にしすぎてコレステロールの低い食事だけを摂るのも

ビタミンDやホルモンのバランスが崩れてしまうことがあるので注意です。

何事もバランスよく、ですね。