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パンダの妊娠率の低さったら・・

人間の妊娠率は健康な若い男女で30%前後と考えられています。

年齢、疾患によって変わりますが、平均としてこんなもん。

ねずみや猫、はほぼ100%だそうです。

犬は80~90%。

天敵がいるかどうかってのも妊娠率の差ですよね。

 

 

 

 

今日は人間のお話ではなくパンダの妊娠率のお話です。

私たち人間も一緒に子育てをする相手を見つけるにはかなりの選り好みをする気がします。

50人の異性がいても相手が見つけられない人もいるかもしれません。

見つけられても長続きしない場合もありますよね。

 

 

 

 

 

パンダはそれ以上に選り好みをするそうです。

さらに、私たち人間は女性が妊娠できる期間は月に2~3日あり、年間では30日程度ありますが、

パンダは年間2~3日。

やっと相手を見つけてもオスパンダはメスパンダの年に2~3日の発情期を見逃したらまた来年のチャンスになってしまうんです。

上野や和歌山の赤ちゃんパンダで大盛り上がりなのもわかる気がしますよね。

 

 

 

 

さらに・・人が30%の妊娠率で妊娠しても、流産は15%で起こると考えられていますが、妊娠週数が12週を過ぎるとほぼ安全に出産されています。

パンダは出産しても大人になる確率がとっても低いんです。(飼育下ではずいぶん高くなったようですが)

その理由として、かなり小さく出産するそうで、人間だったら手のひらサイズの赤ちゃん(鶏卵くらい)を産み落とすくらいだそうです。

 

 

 

 

 

パンダは熊科ですが、熊の妊娠率が全体的に低いそうですが、それは天敵がいないから・・

人間も同じですが、それにしてもパンダって低すぎますよね。

それぞれの動物がそれぞれの環境で精一杯にいい状態で種の保存をしているんだと思いますが、

動物もそれぞれです。

妊娠して出産して大人になっている私たちはなかなかの奇跡なんだな、と思っています。

いろんな動物の妊娠事情、なかなか面白いな、と思っています。