乗り物酔いって、動揺病なんて言ったりもするそうで、
「五感(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)」のうちの視覚と内耳(前庭感覚、平衡感覚)との感覚の不一致が原因で起こるそうです。
でもね、五感全部が関係していると言っても過言ではなく・・
視覚(目)
私はあまり乗り物よりはしない方なのですが、車で読書をしたらもちろんすぐに車酔いしてしまいますし(当たり前?)
船だけは本当に慣れなくて、というかあまり乗る機会もないので船酔いは必ずしてしまうんですが
車も電車もバスも大丈夫なのになんでだろう、って思っていました。
車や船、飛行機に乗っていると、目は「動いていない」ように感じることがあります。
でも、実際には体が揺れていたり移動しているため、内耳が「動いている」と感じている。
この「目と耳(前庭)の情報のズレ」が乗り物酔いの主な原因とされています。
本やスマホを読んだりしていると、視覚が動いていない、ってより感じてしまうので酔いやすくなるんですね~。
そして、景色を見ているとよいってのはこういうことなんですね。
内耳(平衡感覚/前庭感覚)
内耳の中にある「前庭器官」は、体の回転や加速度を感知しています。
乗り物に乗るとこの器官が刺激され、「動いている」と認識しますが、視覚がそれに一致しないと混乱が生じます。
これは先ほどと同じですね。
視覚と実際が違うことで起こってしまう。
触覚
座席の振動や揺れなど、皮膚や筋肉からの情報も「動いている」ことを示します。
これが視覚と一致すれば酔いにくく、ズレていれば酔いやすくなることがあります。
嗅覚
酔いやすい匂い(例:ガソリン、タバコ、香水、食べ物の匂いなど)は不快感を増幅させ、吐き気を誘発する可能性があります
一部の人は特定の匂いが「酔いの引き金」になることもあるそうで、強い香り、ってのはあまり近寄らない方がよさそうです
昭和の車の香りってそう考えたらなんだか強くて、車酔いの引き金になった気がします
味覚
味覚自体が直接的な原因にはなりませんが、気分が悪くなると食べ物の味が不快に感じられることがあるそうです
また、乗り物酔いの予防策としては、消化の良いものを軽く食べておくことがすすめられます(空腹や満腹も酔いに影響)
🧠 脳の反応:感覚の矛盾によるストレス
脳は「目、耳、触覚などからの情報」を統合して「今、自分がどう動いているか」を判断していて、
情報が食い違うと混乱し、自律神経系にストレスがかかり、症状が出るってことですね。
症状としては、
予防のコツ(五感に関係するもので)
- 視覚:窓の外を見る、遠くの景色を見る(視覚と内耳の情報を一致させる)
- 耳/平衡感覚:なるべく揺れの少ない席(前の座席、船なら中央)に座る
- 嗅覚:刺激の強い匂いを避ける、換気を良くする
- 触覚:座席にしっかり座り、頭や体をなるべく固定する
- 味覚/食事:空腹や満腹を避け、軽く食べる
お出かけするときの参考にされてくださいね。