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多嚢胞性卵胞症候群とは②

来月の今頃は新しい元号が決まっていますね。

今、一番私がなりたいもの、「官房長官」です。

小渕さんが「平成」って出したように私もやりたーい!←絶対無理

 

 

 

 

と、戻りまして、多嚢胞性卵胞症候群とは卵巣の中に小さな卵胞がたくさん育ち、大きく育たないので排卵しなかったり、排卵しても妊娠しにくかったり、妊娠の維持がしにくかったり・・というところまででしたが、そればなぜなんでしょうか?

 

 

 

 

黄体機能不全のところでもお伝えしましたが、

LHというものはがなぜかたくさん出ているんです。

視床下部から下垂体というところに「LH」を出しなさいよ、という指令を出すのですが、それに過剰反応してとってもたくさんのLHが出てしまう。そして、FSHという卵胞を育てる働きのものは通常営業なわけで、普通にせっせとFSHさんが卵胞を作ってるだけなのでまだまだ完成していないのに

大量のLHが「排卵するぞー」、と来ているわけです。

FSH「小さな子(卵胞)しかできてないけど・・・」

みたいな感じだそうです。

 

 

 

 

 

ホルモンの測定でもわかりますし、GnRH負荷試験といって「視床下部から下垂体にお薬で刺激をして測定する検査でも、少しの刺激でLHがどばっと出てしまう」という結果などでも分かってきます。

 

 

 

 

〇月経異常(無月経・希発月経・無排卵周期証)のいずれか

〇多嚢胞卵巣所見(小さな卵胞がいくつもあるエコー所見)

〇血中男性ホルモンが高い、LHが高い

 

というのが判断基準になります。男性ホルモン値が高いというのはまた触れていきますね。

 

 

 

 

 

前回も触れていきましたが、多嚢胞性卵胞の方は多くいらっしゃいますが、鍼灸治療に通っていただいた方では多く妊娠に至っています。病院ではどんな治療をするのか、それはまた次回!