立春あたりから「春」か~、なんて思ってはいましたが、今年は暖かく、花粉も早く感じるようになった気がします。
そしてさらに「春だなぁ」なんて感じています。だってもう気が付けば今日から3月ですものね。
楽しい春ですが、不調が多い季節でもあります。
春先の気候が苦手という方も多いのではないでしょうか。
これってなぜでしょう?
東洋医学で考えると
春は五行では木(もく)
木や草が芽生えたり、動物が冬眠から出てくるように一気にエネルギーが噴き出す季節なんですね。
五臓では肝(かん)
自律神経や血液系、精神状態(イライラなど)にも影響が生きやすく、さらに肝の疏泄作用(巡りをよくしたり、エネルギーを各臓器にうまく配分する作用)や造血作用(血を巡らせたり、各臓器に必要量を分配する作用)によってすべての器官に影響がいきやすいので肝の不調というのは複雑化しやすいなんて考えられます。
さらによくないことにこの肝を助けてくれる腎というのも人間は弱っていることが多いのです。
腎は冬の間にこの春に備えてエネルギーを貯める働きがあるのですが(自然界では冬眠したり、土のなかにこもったりしていますよね)私たちはついつい冬のレジャーを満喫したり、仕事や暴飲暴食でエネルギーを蓄えていないので春になって一気に症状が出てしまうのですね。
そうなると肝の暴走が停まらず、巡りが悪くなり、のぼせてしまったり、花粉症、めまいなどの症状が出てきてしまうんです。
鍼灸治療で花粉症の治療をするときにはこのあたりを調節していきます。
(でも、最近は自然の力に及ばない方、多いです、というか花粉多すぎなのかも)
私はおかげで以前よりは花粉症が少しマシになってきてはいます。ありがたい。
あとは、巡りをよくするために香りの強い食材もいいと思います。
セロリ、大葉、ジャスミン茶、などなど。
楽しい春を楽しく過ごせますように!
明日からまた「多嚢胞性症候群」について書いていきますね。