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小暑の過ごし方

七夕に気を取られ(と言っても何もしませんが)小暑という二十四節気のことを失念しておりました。

夏の準備期間である「小暑」の過ごし方について・・

 

 

 

 

小暑(しょうしょ)とは?

 

今年の小暑は7/7でした。

「小暑(しょうしょ)」は、二十四節気のひとつで、「梅雨明けが近づき、本格的な暑さが始まる時期」とされています。

といっても、梅雨って・・?の今年ですが。

気温も湿度も上がり、体がついていけずに「なんとなく不調」を感じる方が増える頃と言われていますが、本当にその通り、と感じています。

なぜか、東洋医学では「湿邪(しつじゃ)と熱邪(ねつじゃ)」のダブルパンチという方が多いです。

 

 

 

 

小暑に起こりやすい不調

〇だるさ・疲れやすさ
→ 湿気が多くなると、体内に「湿」が溜まりやすくなり、気の巡りが滞ります。

そうすると、体が重く感じたり、やる気が出ないといった不調が起こります。

〇胃腸の不調
→ 暑さで冷たい飲み物や食べ物をとりすぎると「脾(ひ)=胃腸」の働きが弱まり、消化力が落ちて食欲不振や下痢につながります。

本当に、こういう方とっても多いですよ~!!

〇睡眠の質の低下
→ 寝苦しさや熱のこもりで、深く眠れない方が増えてきます。

「心(しん)」という東洋医学での“精神の中枢”が熱によって乱されると、イライラや不眠になってしまうことも。

 

 

 

 

どうしたらいいの???

〇湿と熱をためない食養生

おすすめ食材:とうもろこし、冬瓜、はと麦、枝豆、緑豆、きゅうり

甘すぎるスイーツ・冷たい飲み物の摂りすぎに注意!これ、本当に多いですので(しつこい・・)

 

〇「脾」をいたわる暮らし

朝は温かいスープや白湯で胃腸を目覚めさせましょう。

湿気の多い日は無理をせず、汗をかいたら水分を摂って、からだを十分に休めましょうね。

 

 

 

〇鍼灸で「気」の流れを整える

こっそり入れるCM?笑

湿邪や熱邪で滞りがちな気の流れを、鍼灸でやさしく整えることができます。

ご自宅でも、お灸をしてみては?

  • 足三里(あしさんり):胃腸の働きを整える
  • 陰陵泉(いんりょうせん):余分な水分の排出を助ける
  • 内関(ないかん):イライラや不眠を鎮める

 

 

 

 

小暑は、夏本番に向けて体を整える大事な時期です。

「ちょっと疲れやすいな」と感じたら、それは体からのサイン。

養生してあげてくださいね。