睡眠は大切、からだは使えばちゃんと休める、ということはとても大切だと思います。
本当に睡眠の確保は大切!スマホを見る時間寝て~、よよく話しております(そうだよね、と分かってはいるけれど・・)
ただ、この睡眠時間、近年では遺伝的にどれくらいが適切な睡眠時間というのは人によって違うそうで・・
ショートスリーパーの親の子は短い睡眠傾向、逆もしかり、というような研究結果もあります。
とはいえ、ほとんどの方は7~8時間の睡眠は最低でも確保しなければならないそうです。
でも、若い頃はあんなに眠れたのに年齢とともにそんなに眠れない・・
「若い頃は、いくらでも眠れたのに」
「最近は朝早く目が覚めてしまう」
「長く寝ようと思っても、なかなか眠れない」
そんな事もよく耳にします。
年齢を重ねると、以前ほど長く眠れなくなることがあります。
これは、単に体力が落ちたからでも、睡眠が必要なくなったからでもありません。
実は、私たちの体の中で起こる変化が関係しているそうです。
今回は、西洋医学と東洋医学、それぞれの視点から睡眠について考えてみましょう。
西洋医学から考える、年齢と睡眠の関係
成長期には、たくさんの睡眠が必要
子どもや若い世代は、体や脳が発達する大切な時期です。
睡眠中には、成長や組織の修復、記憶の整理など、さまざまな働きが行われています。
そのため、成長期には大人よりも長い睡眠時間が必要になります。
一方、成人すると成長期ほどの睡眠時間は必要なくなり、年齢とともに睡眠のパターンも変化していきます。
年齢を重ねると、眠りが浅くなりやすい
私たちの眠りは、年齢とともに少しずつ変化します。
・深い睡眠の割合が減る
・夜中に目が覚めやすくなる
・朝早く目が覚めるようになる
・以前より早い時間に眠くなる
これは、体内時計の変化や、睡眠と覚醒を調節する脳の働きの変化などが関係しています。
つまり、年齢を重ねると「長く眠れなくなる」というだけでなく、「眠り続けることが難しくなる」という側面もあるのです。
ただし、ここで気をつけたいことがあります。
年齢を重ねたからといって、睡眠がそれほど必要なくなるわけではありません。
成人では一般に7〜9時間程度の睡眠が目安とされますが、最初に書いたように、必要な時間には個人差があります。
大切なのは、睡眠時間の長さだけでなく、朝起きたときに休養が取れたと感じられるか、日中に眠気や強い疲労がないかということのようです。
東洋医学から考える、年齢と睡眠の関係
東洋医学では、年齢を重ねることによる体の変化を「腎」や「気・血」の働きから考えます。
ここでいう「腎」は、現代医学でいう腎臓だけを指すものではありません。
成長や発育、老化、生殖などに関係する、東洋医学独自の概念です。
年齢とともに変化する「腎精」
東洋医学では、生命活動の土台となるものを「精」と考えます。
特に、先天的に備わった生命力の基盤を「腎精」と呼びます。
腎精は成長や発育、年齢に伴う体の変化と深く関係するとされ、加齢に伴って少しずつ変化していくと考えられています。
若い頃には当たり前にできていたことが、年齢とともに難しくなる。疲れが抜けにくくなったり、無理がきかなくなったりする。
東洋医学では、こうした変化も腎精の変化という視点から捉えます。
睡眠についても、年齢とともに体の状態が変化することで、若い頃と同じようには眠れなくなることがあると考えられます。
「血」が不足すると、眠りに影響する?
東洋医学には「血(けつ)」という考え方があります。
血は、全身に栄養を届け、心や体を養うものと考えられています。
また、東洋医学では「心(しん)」が精神活動をつかさどり、血によって十分に養われることが、心の安定にも関係すると考えます。
そのため、血が不足した状態である「血虚」では、眠りが浅い、夢をよく見る、途中で目が覚めるといった不調が現れることがあります。
年齢を重ねた女性では、月経や更年期に伴う変化なども重なり、睡眠の悩みが生じることがあります。
もちろん、睡眠の変化がすべて血虚によるものではありません。東洋医学では、その方の体質やほかの症状も含めて考えていきます。
「気」が不足すると、疲れているのに休まらない?
東洋医学でいう「気」は、体を動かし、生命活動を支えるエネルギーのようなものです。
気が不足した状態を「気虚」といい、疲れやすい、日中にだるさがある、気力が出ないといった症状がみられることがあります。
疲れているのに、ぐっすり眠った感じがしない。
そんなときには、単に睡眠時間を増やすだけでなく、食事や活動量、疲労の蓄積など、体全体の状態を見直すことも大切です。
40代、50代の女性は、ホルモンの変化も関係します
年齢とともに睡眠が変化する理由は、加齢だけではありません。
女性の場合、40代から50代にかけては、女性ホルモンの変動が睡眠に影響することがあります。
例えば、
・夜中に何度も目が覚める
・以前より寝つきが悪くなった
・寝汗やほてりで目が覚める
・十分に寝たはずなのに疲れが残る
こうした変化には、更年期に伴う症状が関係している場合もあります。
また、仕事や家事、家族のことなど、さまざまな役割を担う年代でもあります。
体の変化に加えて、ストレスや生活習慣も睡眠に影響します。
「年齢のせいだから仕方ない」と我慢するのではなく、今の自分の体に何が起きているのかを知ることが大切です。
睡眠は、長ければ長いほどよいというものではありません。
だからといって、短くても大丈夫というわけでもなく・・難しいですよね。
眠れる時はそんなに気にしなくてもいい気がしますが、眠れない時には
・朝起きたら、カーテンを開けて日光を浴びる
・できるだけ毎日同じ時間に起きる
・日中は無理のない範囲で体を動かす
・夕方以降の長い昼寝を避ける
・寝る前はスマートフォンなどの強い光を控える
・眠れないことを必要以上に気にしすぎない
そして、疲れたときには無理をせず、体を休ませてあげてください。
鍼灸やアロマトリートメントなどで、緊張をゆるめる時間をつくることも、セルフケアの選択肢のひとつです。
ただし、睡眠障害そのものを必ず改善できるわけではないため、つらい症状が続く場合には医療機関への相談も大切です。