寝ていたら、とか、何もしていないのに、急に肩に激痛が!!
という方、多いんです。
40~50代女性に多いから、当院ではきっと多く感じるんですね。
これ、鍼灸治療ではなく、整形外科へ行って欲しいのですが(笑)
肩腱板内に沈着してしまった石灰によっておきる「急性炎症」であることもあります。
その場合、病院でこの石灰を取り除いてあげたら痛みは緩和することがほとんどですのでね。
この石灰化のはっきりとした原因はまだ分かっていないそうなんですが、
加齢とともに血流が悪くなることで血液内のカルシウムが腱板内に沈着していくことが原因では、と考えられています。
最初はミルク状で時が経つと歯磨き粉のような硬さになり、石膏化していくそうです。
膨張すると痛みが増して、腱板から滑液包内に破れ出るときには激痛だそうです。
この石灰を抜く治療をしてくれると(これも痛みを感じる方が多いとか)、激痛からはとりあえず解放されます。
さらには、抜いた後も、石灰を砕くような刺激をしてくれたり・・現代医学は本当にすごいですね。
鍼灸でできることは、予防として石灰化しないようにすること。
目には見えないですが、ミルク状の時にもっと巡りをよくして、このミルク状のものを固まらせないようにしたり
石灰化の治療の後に血流を改善したり、リハビリ的な治療をして繰り返さないようにするお手伝いをしています。