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東洋医学的、汗とは?

昨日のちょっと続きです。

汗って、東洋医学ではどうとらえられているのか。

体内の津液が陽気によって蒸発して体表に出てきたもの、と考えます。

外傷病によっておこる汗はウイルスや細菌感染によるもので

内傷病によっておこる汗はいくつか種類があります。

 

 

 

自汗(じかん)

じっとしていても汗をかいてしまう状態で、気が不足して、すぐに陽の気が蒸発してしまって汗になってしまう状態です。

ストレスなどの精神疲労や疲れやすい、冷える、息切れがするなどの症状も一緒に起こることがあります。

 

 

 

 

盗汗(とうかん)

寝汗のことです。

寝る事で陰が補われるのですが、この陰が寝不足によって補われないと陽の気とのバランスが悪くなって

陽気が体内で多くなってしまい、汗となってでてきます

手足があつい、ほてる、眠れない、などの症状も一緒に起こることがあります

 

 

 

潮汗

突然に噴き出す汗のことで、今でいう更年期の症状に近いです。

肝・腎の津液が不足してしまって起こると考えます。

 

 

 

 

それぞれ、なぜ「気」が不足してしまっているのか、なぜ肝・腎の津液が不足しているのか、

そんなことを体を診ながら考えて治療法を考えていくのが鍼灸治療なんです。

これも、なんだかおもしろいですよね。