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先日の「生理痛が治らない」のブログでも書いた「慢性炎症」についてです。

慢性炎症というのは、風邪をひいた時のような強い炎症ではなく、体の中で弱い炎症がずっと続いている状態のこと。

本人には「炎症がある」という自覚はほとんどなく、じわじわと体に影響を与えています。

例えば、

 歯周病

 内臓脂肪の増加

 血糖値の乱れ(食後高血糖やインスリン抵抗性)

 睡眠不足

 慢性的なストレス

 喫煙

 一部の慢性感染症

 腸内環境の乱れ

などが続くと、炎症性サイトカインという物質が少しずつ作られ続けることがわかっています。

 

 

 

 

これが女性では、

・排卵しづらくなる

・子宮内膜の環境に影響する可能性がある

・痛みを感じやすくなる

・PMSや生理痛が強くなることがある

などと関係しているのではないかと考えられています。

 

 

 

 

東洋医学で考えると…

「慢性炎症」という概念をそのまま東洋医学に当てはめることはできないのですが、

・ 瘀血(血の巡りが悪い)

・湿熱(余分な水分と熱がこもる)

・気滞(気の巡りが悪い)

・熱毒

などが絡み合っている状態と、重なる部分があるとも考えられます。

なので、

「補っても生理痛が残る」

「冷えは改善してきたのに生理痛だけ変わらない」

となると、

『炎症が残っているのかな?』

という視点を持つこともあります。

 

 

 

 

ただ、生理痛は炎症だけで説明できるものではなく、

ホルモンバランスや、子宮内膜症・子宮腺筋症などの病気、ストレスなど、いくつもの要因が重なっていることが多いんです。

先日のブログでも書いた、「血糖値とエストロゲンの関係」で

食後高血糖やインスリン抵抗性が、慢性炎症や女性ホルモンの働きに影響する可能性も指摘されています。

妊活や生理痛を考えるときに、「冷え」や「気血不足」だけでなく、「血糖の安定」という視点も最近では考えるようにしています。

 

 

 

 

色々便利になることで、からだも少しづつ変わってきていて、20年くらい前の患者さんと今の患者さんって

少し体が違うな、と感じています。