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春になると不調になる人が多い
本当にそうだな、と感じます。
さむーい冬にすら感じなかった落ち込みや、食欲低下、月経周期の乱れなど。
東洋医学的な考えで、エビデンスなどはなく、数千年の歴史の中で診てきた感覚的なものなんですが(今ドキ・・すみません)
春は「肝」が弱りやすい時期と言われています。
とってもざっくりですが、肝の働きです。
自然界の中に存在するものを五臓に置き換えて考えるのですが
腎は海や湖(水)で、脾は大地の土で地上に根差して生命の基礎的な役割をすると考えます。
肝は水・土でできた大地に根を下ろし、大地の養分を吸い上げる「木」の役割をすると考えます。
西洋医学の考えとちょっと違い、
・気・血・津液を巡らせる疏泄作用
・血を必要に応じて体内に分配する蔵血作用
が大きな働きです。
そう、からだのガソリン的存在である「気・血・津液」を分配する役割があるので
ここが弱ってしまうと、すべての臓器に栄養がいきわたりにくくなり、
様々な症状がでやすいんです。
特に蔵血作用に関係する子宮には影響がでやすく、生理が乱れる、ってことも起こりやすい時期になります。
また、ストレスにも肝は関係してくるので、ストレスフルな生活をされていると
春は特にこころの症状がでやすくなるんです。
肝をいたわってあげるには、先にお伝えした大地に根差す存在の腎・脾を大切にしてあげることもとっても大切です。
腎は生殖器にも関係する臓器なので生理不順がある時には特にいたわってあげましょう。
・早く寝る
・疲れをためない
脾は消化器なので
・ゆっくりよく噛んで食べる
・空腹になってから食事をする
これだけでも春を元気に過ごせるように感じます。
毎日はちょっと無理~、と思っても、一日おきでも気をつけましょう。
習慣にできたら💮ですよ~。