朝はそれほどつらくない。
「今日も元気に過ごせそう」と思っていたのに、夕方になると急に身体が重くなって、何もしたくなくなる。
仕事が終わる頃には、肩も首もガチガチ。
頭もぼんやりして、帰ったらもう動きたくない。
そして、ソファーで寝落ち、ベッドへ行ってもあまりよく眠れない・・
そんな経験はありませんか?
実は、これは「体力がないから」だけではありません。
一日頑張った身体は、夕方にサインを出します
朝は、睡眠によって身体が休まり、比較的エネルギーが回復しています。
そこから仕事や家事、通勤、人との会話、パソコンやスマートフォンなど、さまざまな刺激を受けながら一日を過ごします。
身体はその間ずっと、姿勢を保ったり、目を使ったり、頭を働かせたり、緊張したり・・思っている以上にたくさんの仕事をしています。
そして夕方になると、
「もうそろそろ休ませて」
と、身体が教えてくれるように疲れが表に出てくることがあります。
特に、真面目で頑張り屋さんの方は、疲れていても仕事中は気を張っているため、帰宅して緊張がゆるんだ途端に、どっと疲れを感じることもあります。
自律神経も関係しています
私たちの身体は、一日を通して自律神経が働きながら、心拍や血流、体温、消化などを調整しています。
活動しているときに優位になりやすい交感神経と、休息するときに働きやすい副交感神経。
この切り替えがスムーズにできていることも、心身のコンディションには大切です。
睡眠不足やストレス、気温差、忙しさなどが重なると、この切り替えがうまくいかず、
「朝は大丈夫なのに、夕方になると一気に疲れる」
という状態につながることがあります。
女性は「体調の波」もあります
さらに女性の場合は、月経周期や更年期など、ホルモンの変化によって体調が揺らぎやすくなります。
同じ仕事量でも、
「今日はなんだか疲れやすい」
「夕方になると頭痛がする」
「生理前になると夕方からぐったりする」
ということもあります。
だからこそ、
「前はこれくらい平気だったのに」
と、今の自分を責めなくても大丈夫。
身体の状態は、年齢や季節、睡眠、ストレス、ホルモンバランスなどによって変わっていきます。
夕方の疲れを「仕方ない」で終わらせない
もちろん、一日働けば疲れるのは自然なことです。
でも、
・毎日夕方になるとぐったりする
・帰宅すると何もできない
・夕方になると頭痛や肩こりが強くなる
・休日も疲れが残っている
・以前より疲れやすくなったと感じる
そんな状態が続いているなら、身体が少し頑張りすぎているのかもしれません。
まずは睡眠や食事、休息の時間を見直すこと。
そして、自分の疲れ方を観察してみることも大切です。
「何時頃からつらくなる?」
「生理周期と関係している?」
「睡眠が足りない日はどう?」
「肩や首が凝っている日は?」
「忙しい日ほど強くなる?」
こうした小さな変化に気づくことで、自分の身体の傾向が見えてくることがあります。
「元気でいられる時間」を少し長くする
健康というと、「病気にならないこと」を考えがちです。
でも、本当は、
朝から夕方まで、できるだけ心地よく過ごせること。
それも大切な健康のひとつではないでしょうか。
朝は元気なのに、夕方になるとぐったりする。
そんな身体からの小さなサインを、「年齢だから」「みんな疲れているから」と片付けず、一度立ち止まってみてください。
鍼灸では、その日の体調だけでなく、睡眠や疲れ方、冷え、月経周期なども含めて、その方の身体全体をみながら施術していきます。
「病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い」
そんな小さな不調のうちから、自分の身体をいたわってあげる。
それが、毎日を少し楽に過ごすための一歩になるかもしれません。