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気と血の通り道

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このところ暑いですねー。

まだTシャツで過ごせる嬉しさ半分、もう少し涼しくてもいいかもの気半分。

とはいえ季節は変化しています。

今のうちに季節の変化にうまく身体が合うように体力に余力を残しておきましょうね!

 

 

 

鍼灸治療では『経絡(けいらく)』と言う考えを大切にしています。

この経絡とは気と血の通り道で、全身に栄養である気と血をめぐらせている通路と考えています。

ただ、解剖をしても経絡というものはでてきませんが…

 

 

東洋医学ではすべての組織は気と血が十分に体内にあり、巡っていることで機能が正常に働くと考えています。

臓腑がうまく連携して働くのも経絡が連携しているからだと考えています。

 

 

 

この経絡、いいものだけの通路ではなく、前にお伝えした衛気という外邪からからだを守ってくれるものが負けて外邪が体内に入ってしまうと、外邪の通り道にもなってしまうんです。

 

 

例えば、肝の病症がでると経絡が通っている目や脇の下が傷んだりすることがあるんです。

なかなか面白いと思いませんか??

なのでたまに全然関係なさそうなことを聞いたり、経絡の状態を診るのに患部とは全然違うところに触れたり、鍼をしたりしてるんです。

 

 

例えばなので、そういうわけでもないのですが、川があって、川幅が広くお水もたくさんあれば、よく水は流れます。

これはとても健康な方です。

 

川幅はあるけれど水が少ないと流れは悪いですよね。

これは例えるなら丈夫な体はあるけれど気血が不足している方。

 

 

川幅は狭いけれど、それなりに水があれば巡りがいいです。

そこまで丈夫ではないけれど、養生した生活をされているのでガソリンはある方

 

 

川幅も狭く、水も少ないとチョロチョロ小川のようにしか水が流れたいない

そんなに丈夫でもないのに、ガソリンを使いすぎている方です。

 

 

現代人で特に女性は元々丈夫な方は少なめです。なので養生が大切なんです。

 

 

鍼灸治療では、例えば巡りが悪くて川に岩があってより巡りが悪くなっている時にはその岩をどけてあげることはできます。が、水の量を増やしてあげるのはご本人の力が大きいです。

 

 

 

経絡を整えて、陰陽のバランスを整えてということはお手伝いができますが、そこから先はご自身の力です。

何をしたらいいのかをお伝えするのも私のできることだとは思っています。

 

 

健康ってステキです♡