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生理痛ってどんな仕組み?

何年か前に書いたブログの記事とかなりかぶっていますが・・再度

 

 

 

生理痛、ありますか?

そして、なぜ起こるか知っていますか?

これ、学校では教えてくれませんでしたよね?今は教えてくれるのかしら?

 

生理痛のメカニズムは

子宮内膜がはがれる → プロスタグランジンの合成が増える → 子宮筋の収縮、血流低下によって血液が減る → 下腹部痛、腹痛

→プロスタグランジンの体循環への流入 → 嘔気、頭痛、易疲労感などの全身症状

と考えられています。(「病気が見える9」より抜粋)

って、わかりにくいですよね。

 

 

 

 

プロスタグランジンってのは子宮が収縮させる働きがあって、

妊娠しなかった時に厚くなった子宮内膜をはがして外に排出(生理)させてくれる働きをしてくれるものです

他にも、胃や腸管の粘膜を保護してくれたり、血圧の上昇下降の調整をしてくれたりするのですが、

ここでは子宮内膜をはがしてくれるために子宮を収縮させる働き

血管を収縮させる働きがあるために、頭痛やだるさなどの症状が出てしまう、ということだけ覚えてくださいね。

 

 

 

 

 

でも、生理中に全員が生理痛があるわけではないです、プロスタグランジンは出ているはずなのに・・

これはなぜ?

からだがギリギリの状態で働いているとちょっとした刺激にも反応しやすい、のでは?

ちょっと血管が収縮したくらいでは元々の血管の状態がよければ「症状」とまではいかないですが

ギリギリだとちょっと収縮しただけで「症状」が出てしまいます。

このギリギリというのは、

・疲労感がある

・睡眠不足

・食べ過ぎ

・運動不足

などなど、「元気!」とはいいがたい状態というと分かりやすいでしょうか

 

 

 

 

 

東洋医学では血のめぐりがなんだかの原因で悪かったり、冷えることで月経痛が起こりやすいと考えます。

(お血・陽虚など)

私は生理痛は鍼灸治療でよく改善すると思っていますが、それだけでなく生活を一緒に変えて頂いているからだと思っています。

生理前の過食を見直したり、生理前少し睡眠を多くとってもらったり、スマホを見る時間を減らしてもらったり・・

これ、いいかも、ということを無理なく1週間くらいやってみる。

これだけでも結構痛みに対して効果がありますよ。