先日、なぜ卵巣はふたつあるのか、というブログを書きましたが、胸も2つあります
予備機能など・・と考えると男性には必要がない気がしませんか??
これ、どうやらなかなか面白いわけがあるようです
乳首は“男女共通の設計図”の名残
だそうで、男女ともに、お腹の中で育つ胎児は、最初はほぼ同じ“中性”の形で発育を始めます
その共通の体の設計図の中に、乳首の形成も含まれているそうで・・
学校で胎児の発生の流れというものを勉強した記憶がありますが、
◎妊娠4〜6週目くらいまで
すべての胎児は、性別にかかわらず「乳腺(乳首のもと)」を作る指令を受けます
その後に性別が決定し、Y染色体があると、テストステロン(男性ホルモン)が分泌されて男の体に変化していきます
でも乳首はもう作られた後!なので、乳首の部分は男性ホルモンの影響を受けて消えることはないので、そのまま残るというわけです
進化的にも「残しておいて問題がない」ってのも理由のようで、
・乳首は男性にとって害もないし、コストもかからない器官
・進化は「必要ないから消す」のではなく、「害があるなら消す」が基本。
なので、「男性の乳首をわざわざ消す圧力」が働かず、ずっと残ってきたと考えられます
男性の乳首は乳腺が発達していないために機能はないそうですが、
ホルモン異常や薬物の影響で乳房が膨らむことも、母乳が出ることも(これはとてもまれ)にあるそうです
他の哺乳類(コウモリの一種など)では、オスが授乳する例も報告されているんですって!!
これ、いいですよね、二人で育児できそうで。
動物も植物もすべての生き物はうまく作られていますね~