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脈で何を診ているのか?

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鍼をするとき、最初の方には、簡単ではありますが、どんな考えでどんなことをしていくのか、

ということをお伝えしています

「脈を診てからだの中の様子をうかがって」

で終わらせてしまいますが、(ここまでちゃんと説明していると1時間以上かかってしまいそうなので・・)

 

 

 

脈診というのは四診(ししん)

 

・望診(ぼうしん)・・視覚によって得られる情報(舌や顔色を見る)

・切診(せっしん)・・からだを触って得られる情報(脈をみるのもここに入ります。他にお腹を触ったり、皮膚を触ったりしています)

・聞診(ぶんしん)・・声の状態、話し方、息遣いなどをみます

・問診(もんしん)・・望診・切診・聞診をした上で質問して得られる情報です

 

の中の切診の一つです。

 

 

脈の強さや速さだけでなく、うまくいえませんが、長いことやっているとその方のその日の「違い」がみえてきます。

場所によって臓器を反映していると考え、

押す圧による違いも観察します。

 

 

それによって

陰陽のバランス

虚実のバランス

五臓六腑の働き

 

を観察しどこに鍼やお灸をしたらいいか考えて、これは私だけかもですが、

治療のツボに触れてからだがよく働くか、もチェックして鍼をします。

 

 

 

東洋医学のいいところは、副作用がないこと、からだに薬剤を入れないことですが、

弱いところは、こういった診方は個人差があったり、人の感覚なので「絶対」というのはないことかもしれません。

そのために、実際に触れながらの「勉強会」に参加したりしています。

師匠と私の感覚が合っているか、こんな患者さんの対応を相談してみたり、時にディスカッションしてみたり・・

こんなご時世なのでリモートでの参加ばかりですが・・

 

 

 

脈を診る、ちょっとはご理解いただけましたか??

またご不明点かあればその都度お知らせくださいね。