脳の炎症は「慢性不調の隠れ原因」になりやすい、ということを昨日書きましたが、
これは普段の生活で炎症を抑えることができます。
ってね、いつもと根っこは同じなんですが・・
脳の炎症を起こりにくくする方法
〇睡眠を整える
脳は睡眠中に「グリンパ系」という排泄システムで老廃物を掃除します。
睡眠不足が続くと炎症性物質(アミロイドβなど)がたまりやすくなってしまうんです。
これを除去してあげるには、「7時間前後の質の良い睡眠」がとてもとても大切です。
逆に言えば、睡眠=脳とからだの休息が取れるだけで脳も体もパフォーマンスが下がらずに済むんです。
〇食事の工夫
抗炎症フードを意識して摂る
・青魚(DHA・EPA)
・オリーブオイル、ナッツ類
・緑黄色野菜、ベリー類(抗酸化作用)
体のために控えたいもの
過剰な糖質、揚げ物、加工食品(トランス脂肪酸)などなど。
からだに良くないかも、って思うもの、たくさんありますよね、
ゼロにするには難しくとも、控える、ということはできる気がしますよ。
〇腸内環境を整える
腸と脳は「腸脳相関」でつながっており、腸の炎症が脳炎症に影響を及ぼしてしまいます。
それだけでなく、腸内細菌を整えるって、アレルギーの改善などにも一役かってくれます。
発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌)、食物繊維をしっかり摂る、これだけでも違いますよ。
〇運動習慣を作る
忙しいママにはなかなかハードルが高いのですが、一日5分でも10分でも習慣にしてしまいましょう。
脳の炎症に関して言えば、有酸素運動は脳の炎症を抑える「BDNF(脳由来神経栄養因子)」を増やしてくれますし
それ以外にも運動をするメリットについては何度もブログで書いてきました。
体力がつく、っていいですよ~。
〇ストレスケア
慢性ストレスは炎症性サイトカインを増やしてしまいます。
自分に合った上手なストレス解消法を見つけておくって、これからの人生においてもとても重要だと思います。
呼吸法、瞑想、ヨガなどで副交感神経を優位にしてみたり・・
スマホ意外の好きなことをしましょうね。
〇 東洋医学の視点
「脳の炎症」は「心火(しんか)」や「肝の熱」と表現される。
鍼灸やツボ刺激で「火」を鎮め、気血の巡りを整えるのも一つの方法なんですよ。