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貧血って?鉄の体内での働き①

東洋医学で「鉄」という概念は多分・・ないです。

1000年以上前にはそういった事は分かっていなかったんだと思うので。

貧血、というのは「血虚」に近いのかもしれません。

血虚の症状として

・目がかすむ

・顔いろがよくない

・動悸がする

・爪がもろくなる

・皮膚がカサカサしてつやがなくなる

・筋肉のけいれん

 

などがあるのですが、貧血の時にも言われる症状もいくつかありますよね。

からだの根本は何年経っても変わっていないので(現代特有の病気、症状、昔特有の病気、症状はあると思います)

貧血・血虚、言い方が変わっただけで見ているものは同じなので、症状が一緒なのも当たり前ですよね。

 

 

 

 

 

血虚が起こる原因というのは

血が作る過程でトラブルがあると起こると考えます。

腎・肺・脾のどこか、いくつかにトラブルがあったり、

月経時など、血を多く消耗してしまう時に全体の「血」の量が不足して血虚になってしまいます。

血だけではなく、血を生み出す時には「気」がエネルギーとして使われるので気が不足していると同時に血虚になってしまうこともあります。

血は気の上に乗って全身に巡るとも考えているので、気が不足していると血虚の症状が出てしまうこともあります。

 

 

 

 

ここ数年、流行ったり、落ち着いたりしているコロナの感染症ですが、

咳が続くという方もいらっしゃいますよね。

その時はウイルスという「外邪」によって肺にトラブルが起きてしまっているので

気・血両方を作る働きが低下してしまって、気血両虚になってしまうこともあります。

そうなると、気・血が不足してしまうので全体の五臓の働きも低下してしまい・・

数年前までは37度くらいの発熱なら出社するのが当たり前?だったように思いますが、

東洋医学の考えでも、不調があったら休む!というのは大切なんです。

からだを休めることで、動くための気血が症状改善のために使われて回復が早くなります

 

 

 

 

ちょっと話が逸れてしまいましたので、続きは明日に・・スミマセン。