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貧血って?鉄の体内での働き②

貧血というのは、「ヘモグロビン」という酸素を送り届ける働きをするものが減ってしまうことです。

(この働きも東洋医学でもほぼ同じですよね)

ほとんどの貧血(60~80%)は鉄欠乏性貧血で、ヘモグロビンの材料となる鉄が不足することによっておこります。

 

 

他には再生不良貧血といって、血液を作る役割を持つ骨髄の働きが低下してしまうことによって起きるもの。

巨赤芽球貧血といって、ビタミンB12や葉酸の不足で赤血球が減ってしまうことによって起きるもの。

溶結性貧血といって、原因はさまざまですが、赤血球が通常よりも早く壊れてしまって起きるもの。

腎性貧血といって、赤血球のを作るのを調整している「エリスロポリチン」の産生が低下して起きるもの。

慢性炎症によって鉄が他に使われてしまい起きるもの。

があります。

 

 

 

 

ほとんどの場合が鉄が何らかの原因で不足してしまって起きるのですが、この鉄ってどんな働きをしてくれているのでしょうか。

・赤血球中のヘモグロビン・筋肉中のミオグロビンの材料となって全身に酸素を運ぶ(全体の70~75%)

・肝臓・脾臓・骨髄に蓄えられている貯蔵鉄(全体の25~30%)

 

 

 

なぜ、鉄が不足してしまうのでしょうか。

・鉄分不足・・食事からとるのが少ない

・激しい運動などで消耗してしまう

・月経過多で血の消耗が大きい

 

と、供給が少ないのか、消耗が大きいのか、というところですね。

鉄分を吸収するのに、ビタミンCやタンパク質を一緒に摂ると吸収率が上がるそうです。

煮干し・しじみ・豚レバーなどが多く含まれる食材として有名ですが、一緒に摂るものも考えるとよりいいと思います。

 

 

 

 

ただね、、こういった事を気を付けることは大切です。でも、そんなにからだって単純でもない気もしています。

そんなお話はまたおいおい。