寒くなってきましたね、暖かくして年末年始元気に過ごせるように養生しておかないといけません。
その養生って何?
東洋医学の考えでは、「養生」をとても大切にします。
養生があれば、病気になりにくいと考えるからです。
健康というのは自然な状態で、病気というのは不自然な状態です。
不自然な状態になってしまうには理由があると思います。
・働きすぎた
・寝不足が続いた
・食べ過ぎが続いた
・ストレスがずーっとかかっていた
などなど。
何かが過ぎるという事は自然ではないですよね、不自然なことを続けることで、不自然な病気になってしまうんです。
養生というのはこの逆です。
当たり前の自然のことをしてあげることで、イイことをするという訳ではないと私は思います。
・腹八分目の食事にする
・朝スッキリ目覚められるくらいの睡眠をとる
・ストレスを上手に解消する
当たり前といえば当たり前のことなんです。
「腹八分目に医者いらず」という言葉がありますが、
腹八分目がイイというのは、目いっぱい入れてしまうと「余裕」がなくなります。
バケツにお水を目いっぱい入れてしまうと、少し動いただけであふれてしまいますよね。
そのあふれたものは「痰湿」といって多くの病気・症状の原因となります。(このことについてはまたゆっくりと・・)
八分目にしておけば、あふれることもなく、動きに「余裕」ができるので消化の機能も維持しやすいんです。
無理なく、自然な状態というのが自然の中で生きているわけではない私たちにはなかなかハードルの高いものですが、
できるとからだは変わります。ゆっくりですが、確実に変化します。そういう方をたくさんみてきました。
からだにいいことを取り入れようとする前に、からだに負担になっている事を辞めてあげる、
これが一番の現代の養生だと思います。