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「気・血・津液」をわかりやすく・・日々の生活に役立つように①

気・血・津液って何でしょう?

からだを巡る3つのエネルギーなのですが、もう少しわかりやすく・・

 

 

 

 

「なんとなくダルい」「やる気が出ない」「肌が乾燥する」

そんな時、病院で検査しても「異常なし」と言われること、ありますよね。

東洋医学では、こうした状態を「気・血・津液(しんえき)」のバランスが崩れていると考えることもあります。

(五臓六腑など、色々すべて関連しているのでね)

気・血・津液は、体と心を元気に保つための“見えないチカラと考えます。

 

 

 

 

「気・血・津液」とは?

東洋医学では、人の体は「気(き)」「血(けつ)」「津液(しんえき)」という3つの要素がバランスよく巡っていることで健康が保たれると考えます。

それぞれの役割を簡単に言えば:

要素 主な役割 現代で言えば…
生命エネルギー。体を動かし守る力 自律神経、免疫力、モチベーション
栄養と潤いを運ぶ赤い液体 血液、ホルモン、精神の安定
津液 水分全般。体を潤し、冷やす 体液(リンパ液・涙・唾液など)

 

 

 

 

気= エネルギーの源

「元気」「気力」「気分」…日常的に使う「気」という言葉。

東洋医学では「気」は生命の活動すべてを支えるエネルギーです。

 

 気の働き

  • 内臓を動かす(動かす力=推動作用)
  • 体を温める(温煦作用)
  • 外敵(ウイルスなど)から守る(防御作用)
  • 血や津液の流れをコントロール(固摂作用)

気が不足すると・・

  • 疲れやすい、やる気が出ない、風邪をひきやすい
  • 声が小さい、息切れ、立ちくらみ

気を補うために・・

  • よく噛んで食べる(胃腸を大事に)
  • 朝日を浴びる(気は自然と連動)
  • 「ため息」「イライラ」を溜め込まない

 

 

 

 

血= からだと心を潤す赤いエネルギー

「血(けつ)」は単なる“血液”ではなく、体と心を養う栄養の源とされます。とくに精神活動との関係が深いです。

生理前にイライラしたり、眠くなったりするのは「血」の不足もあるかも?!

 

血の働き

  • 全身に栄養と潤いを届ける
  • 筋肉・皮膚・髪・目・脳などを養う
  • 心の安定を保つ(精神活動のベース)

血が不足すると…

  • めまい、顔色が悪い、髪が抜けやすい
  • 不安、不眠、集中力の低下、生理の異常(女性)

血を補うために・・

  • 黒ごま、レバー、ナツメ、ほうれん草など「補血食材」をとる
  • 夜更かしは血を消耗させるため、23時までに寝るのが理想

 

 

 

 

 

津液= 体を潤し、冷やし、なめらかに保つ水分

「津液(しんえき)」は、唾液・涙・汗・関節液・リンパ液などを含む、からだを潤すすべての体液です。

津液の働き

  • 組織・器官を潤す
  • 関節を滑らかに動かす
  • 老廃物の排出を助ける(汗・尿)

津液が不足すると…

  • 口や肌が乾燥する、目が乾く、便秘
  • 皮膚のかゆみ、尿量の減少

 津液を補うために

  • 温かい白湯をこまめに飲む
  • 加湿と保湿を意識する
  • 汗のかきすぎや過剰な利尿を避ける

 

ちょっと長くなってしまったので、明日に続きます。