「今日から毎日ストレッチをするぞ!」
「お灸を習慣にするぞ!」
「運動をするぞ」
などと意気込んだものの、気づけば数日で終わってしまった…という経験はありませんか?
当院に来てくださる患者様からも「どうしても続かないんです」というお悩みをよく伺います。
続けられないのは意志が弱いからではなく、「続け方のコツ」を知らないだけかもしれません。
忙しくても無理なく習慣化できるコツってこんな感じ?と感じていることをお伝えしますね。
「ついで」のタイミングを決めてしまう
新しいことをゼロから始めるのは、脳にとって大きな負担です。
そこでおすすめなのが、「すでに毎日やっていること」にくっつける方法です。
歯磨きをしながら: かかとの上げ下げ運動
お湯を沸かしている間: 深呼吸を3回だけ
お風呂上がりにドライヤーをかけながら: 足のツボ押し
などなど・・
これをしている時に、こうする、と決めてやり続けると勝手に体が動くようになるかも。
私はですが、朝ドラを観ながら筋トレ、決めてやっています。
ハードルを下げる
「毎日30分運動する」という目標は素晴らしいですが、疲れている日には高すぎます。
コツは、「これなら絶対に失敗できない」というレベルまでハードルを下げることかもしれません。
スクワット30回 → 1回だけやる
お灸を全身に据える → 一番気になるツボ1ヶ所だけ
「1回でもできたらOK!」と自分に合格点を出してあげてください。
小さな「できた」の積み重ねが、自信に繋がるそうですよ。
「変化」ではなく「心地よさ」に注目する
「痩せるため」「痛みを治すため」という結果だけを追い求めると、変化が出ない時期にモチベーションが落ちてしまいますよね。
それよりも、やった直後の「心地よさ」や、翌日のからだのスッキリに目を向けてみるといいかも。
「お灸のあとのポカポカが気持ちいい」
「ストレッチをしたら、呼吸が少し深くなった気がする」
この「あ〜、気持ちいいな」という感覚こそが、脳が「また明日もやりたい!」と思うんです。
なんでもそうなのかな、と思いますが、大切なのは、完璧を目指さないことです。
もし1日休んでしまっても、また次の日から再開すれば、それは「継続」のうちに入ります。
なんか、できるような気がしてきませんか~?(単純)
鍼灸治療後には、お一人おひとりのライフスタイルに合わせた、無理のないセルフケアのアドバイスもするようにしています。
(全くない方もいらっしゃいますからね)