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中国と日本の鍼灸の違い

もともと、中国から伝来したと言われている東洋医学。

日本にきてから何千年も経過しているので、日本人に合った形に変化しているところもあります。

分かりやすいところでいうと、鍼の違い。

「中国鍼」は太くてしっかりしたもの、消毒して使いまわすことができるくらい丈夫な太いものが多いそうです。

たいして、日本の鍼は、100%に近く使い捨てで、細くて繊細なものです。

 

 

 

 

他にも、私たち鍼灸をする人の見立て方法も違います。

人それぞれ、色々なやり方があるので、日本でも中国のようなやり方をしているところもありますし、

逆もしかりですが、

中国では、問診をして、聞いた情報から「証」を立てて治療していくことが多いそうです。

一方、日本では問診もしますが、「触診」してそこで自ら得た情報も「証」を立てる情報の一つにします。

 

 

 

 

生活にある東洋医学でも中国と日本では違います。

中国では、中医学と西洋医学はほぼ同等の扱いなので、生活への浸透も高く、

特に歳が少し大きい方は、「養生」というのが定着しているそうです。

冷たい物はほぼ口にしなかったり、季節に合わせて食材を選んだり。

そして、不調が出たときにもそういった「知恵」をまずは試すことが多いとも聞いています。

今の中国の都市部の若者はそんなことはしないようですが、少し田舎へ行くとまだまだ養生がしみついているそうです。

 

 

 

 

一方日本は、症状がでたらとりあえず病院へ行って、お薬をもらう方がやっぱり多い。

もちろん、それも大切なんですが、慢性的に頭痛や生理痛があるとか、めまいや耳鳴りがあって

病院へ行ってもお薬でとりあえず症状を抑えているだけだったら、もう生活を変え、自分で治すしかないと思っています。

自分の身体にとって、今の生活は何か負担がかかっているんですよね。

一時的なものなら仕方がないですが、どうにかしたい時、鍼灸もお試しくださいね。