ゴールデンウィーク明けの1週間が終わりますね。
年のせいなのか、お休み前はワクワクしますが、お休みが終わる憂鬱感とか、
始まってからのダルさは私はこのところありませんです。ま、いいことですね。
疲れが抜けない、なんとなくだるい、病気ではなさそうだけど・・という時、からだでは「血虚」という状態になっているかもしれません。
「血」が不足している状態なんですが、貧血とはちょっと違います。
「気」とか「血」というのは東洋医学ではからだのガソリンとなるものと考え、全身を巡って各臓器を栄養していると考えます。
また、気の上に血が載って巡るために、どちらかだけが大きく不足するということはあまり考えられません。
各臓器を栄養するという意味では西洋医学の「血」の概念と似ていますが、貧血を補うだけでは改善されないというのがちょっと違う点かもしれません。
そして、この違いが西洋医学と東洋医学の違いだな、とも思います。
不足しているものを補って回復を図るのが西洋医学。
なぜ不足してしまっているのかを考えて、その問題から解決して回復を図るのが東洋医学。
どちらもいい点、悪い点があって、東洋医学は時間や手間がかかることは欠点だと思います。
西洋医学は、補えば(この場合は鉄剤を飲んだりしたら)とりあえずは回復します。
ただ、補い続けなければならず、本当の原因のところまでは対処できません。
本当の原因を対処するのにお薬だけ、とか言うことはなかなか難しく、負担をかけてしまっているところが何かから見直す必要があります。
個人的には両方のいいところを上手に使い分けてあげるのがいいなぁ、と思っています。
話を戻して、この「血」の不足はなぜ起こるかというと、気血の消耗が大きすぎる時、もしくは気血が補えていない時、その両方の時に起こります。
気血の消耗が大きい時
・働きすぎ
・食生活の乱れ
気血が補えていない時
・睡眠不足
・胃腸の働きの低下
が考えられます。
ちょっと長くなりそうなので、明日は、どうしたらいいのか、お伝えしますね。