「冷えた身体を温める」は、思った以上にエネルギーを消耗します。
つい、快適なのでじわっと汗をかくくらいだと、エアコンを付けてしまいがちですが、
じわっと汗をかくくらいの方が省エネなんです。
「冷えているから温めましょう」
健康情報でもよく耳にする言葉ですが、実は冷えた身体を自力で温めること自体が、かなりのエネルギーを必要とする作業です。
東洋医学では、そのエネルギーを「気血」と考えます。
例えば、冬の朝に冷え切った部屋を暖めるのと、すでに暖かい部屋を維持するのとでは、どちらが多くのエネルギーを使うでしょうか。
当然、冷え切った部屋を暖める方です。
私たちの身体も同じです。
冷えが強い方ほど、体温を上げるために多くの気血を消耗します。
汗をかくことよりも負担になることも・・
「汗をかくと気を消耗する」と東洋医学では考えます。
もちろん、大量の汗をかけば気血は減ってしまいます。
しかし、冷え切った身体を平熱まで戻そうとする作業も、実はかなりのエネルギーを使います。
そのため、
・お風呂に入るとぐったりする
・サウナの後に疲れる
・冷房の効いた場所に長くいると消耗する
という方も少なくありません。
これは、外から温めることで、自力もつかって冷え切った体を温めようとエネルギーを消耗するから。
身体は一生懸命に熱を作り続けているのです。
40代後半から50代以降になると、若い頃に比べて気血が少しずつ減っていきます。
すると、
「温めれば元気になる」
とは限らなくなります。かなしい・・
むしろ、
・冷やさない
・気血を補う
・無理に発汗しすぎない
ことが大切になります。
岩盤浴やサウナが好きな方でも、終わった後に強い疲労感が残るなら、今の身体には少し負担が大きいのかもしれません。
身体が冷えてから温めるのは、例えるなら残高が少ない口座から大きな出費をするようなもの。
一方で、
首
手首
足首
お腹
腰
を日頃から守り、冷えをためない生活は、少ない出費で済む家計管理のようなものなんです。
冷えてから慌てて回復させるよりも、冷やさない工夫の方がずっと省エネなのですよね。
冷えた身体を温めることは、決して悪いことではありません。
ただし、身体は熱を作るために気血というエネルギーを使っています。
「たくさん温めなきゃ」
ではなく、
「なるべく冷やさないようにしよう」
という視点を持つことが大切です。
身体は毎日頑張って熱を作っています。
だからこそ、身体に余計な仕事を増やさず、温かさを守ってあげましょうね、特にこれからの季節、エアコンで冷えてしまいがちですから・・