今更ですし、よくご存知と思いますが、女性がホルモンによって体調が左右されやすいワケです。
男性にもぜひ知って頂きたいです。
まず、これもよくご存知と思うのですが、こちらです
厚くした子宮内膜が着床しないことで剥がれ落ち、生理となり出血します。
その時にラストスパートで卵胞の発育をさせるために、エストロゲン(卵胞ホルモン)を視床下部→下垂体からの指令で出して
卵胞が十分に発育したら排卵をさせるために視床下部→下垂体前葉からのLHの量を増やして排卵を促します。
※妊活では、このあたりのホルモン値を調べますよね
図を見るとよくわかりますが、常にホルモンの値が変わっているんです。
視床下部からの指令が下垂体に伝わりホルモンを出して、卵巣に働きかけるのですが、
↓
卵巣はもうホルモン十分に出たからもういらないよ、となったら視床下部にもういらない、と伝えてホルモンが減ります。
ということを常にやっているので、女性の視床下部というのは割と働き者です。
視床下部というのはこれだけをしているわけではなく、自律神経の調整の中枢でもあるわけです。
体温調整・血圧・心拍・睡眠・性行動などなど、私たちが意思では動かせないものを環境に合わせて変えてくれている働き者なんです。
とっても暑かったり、とっても嫌なことがあったり、とっても恐怖におののくことがあったりしたら
この自律神経は対応しようと心拍をあげたり、血管を収縮させたりして働いてくれるわけです。
できるだけ、平穏にからだが動いてくれるように・・
ホルモンのバランスだけでも十分に働いているのに、生活の中で暑さや寒さだけでない色々があると、視床下部はちょっとお疲れモード。
ホルモンのバランスが少し乱れてしまったり、自律神経がうまくはたらかなくなるのも当然です。
思春期の子も、更年期の方もそうですよね。
生理前、排卵前、など不調がココって分かっているときにはそのタイミングでゆっくりしたり、
マッサージをしてもらったり、鍼灸でもいいんですよ、笑 して労わってあげると上手にからだが動いてくれると思います。