「慢性炎症」はうつ・アレルギー・老化・生活習慣病の根っこに関わるとも言われています
「慢性炎症」が万病のもと?
最近、よく聞くようになった「慢性炎症(まんせいえんしょう)」という言葉
実はこれ、現代人のさまざまな不調の裏に潜んでいる、“見えない火事”のようなものなんです
風邪やケガなどの急性の炎症は、腫れて熱をもったり、痛みが出たりしますよね
それに対して、慢性炎症は「目に見えない小さな炎症」が長く体に居座っている状態です
慢性炎症が関係しているといわれる症状や疾患
・うつ・不安などのメンタル不調
・花粉症やアトピーなどのアレルギー症状
・老化、シミ・しわ、肌荒れ
・生活習慣病(糖尿病、動脈硬化、肥満)
・慢性疲労、寝ても取れないだるさ
不調の正体が“炎症”であるケースも多いようで・・
東洋医学的観点で考えると?
東洋医学では、体に熱がこもった状態を「内熱(ないねつ)」「実熱(じつねつ)」「虚熱(きょねつ)」などと呼びます
(陰陽のバランスです)少し前の記事で書いているこれ!
慢性炎症=体内に火がくすぶっている状態とも言えます
よくあるサインとしては、
・顔のほてり・赤ら顔
・目が充血しやすい
・イライラ・怒りっぽい・
・口が苦い、喉が渇く
・便秘や下痢を繰り返す
などなどがあります
こういった「熱のサイン」は東洋医学ではとても対処しやすいです
鍼灸で“体の火”を鎮めるには?
鍼灸には、「炎症を鎮める」「熱を抜く」作用をもつツボがたくさんって、その方に合ったものを使っていきます
西洋医学でいう免疫や自律神経に働きかけ、体の調整機能そのものを高めるという感じでしょうか
検査では「異常なし」と言われるけど、なんとなく不調が続く…
それは、体の奥にある小さな火事=慢性炎症かもしれません
鍼灸は「炎症を薬で抑える」のではなく、体そのものが鎮火できるように整えていく療法
火を消し、体をリセットすることで、本来の元気を取り戻し、楽しい夏を過ごしましょう!