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心腎不交(しんじんふこう)という面白い考え

「心腎不交(しんじんふこう)」は東洋医学の中でも、メンタルや不眠、焦りや更年期などと深く関係する重要な概念なんです

機能の更年期に続いて・・です

 

 

 

眠れない・焦る・不安…その不調、東洋医学では“心と腎の不和”かもと考えます

「なんだか眠りが浅い」「焦りや不安が続く」「やる気が出ない」

もしかするとその原因は、東洋医学で言う「心腎不交(しんじんふこう)」という状態かもしれません

 

 

 

心腎不交ってなに?

「心」は精神・意識・思考を、「腎」は生命力・成長・ホルモン・水分代謝をつかさどると考えられています

本来、心と腎はお互いを支え合う関係にあるんですね

心の“火”(活動・精神)を腎の“水”(冷静・根気)がうまく抑える

腎のエネルギーがしっかりあれば、心も落ち着く

陰陽のバランスの崩れの原因とも考えます

このバランスが崩れ、「心が高ぶり、腎が弱る」と起こるのが心腎不交です

 

 

 

 

 

心腎不交のよくある症状

眠りが浅い、寝つけない(特に夜中に目が覚めやすい)

焦燥感・不安感が強くなる

のぼせ・ほてり・手足のほてり

耳鳴り・めまい

物忘れ、集中力の低下

更年期の不調(男女ともに)

 

 

 

 

 どうして心腎不交になるの?

過労・寝不足・夜更かし

加齢や更年期による「腎虚(じんきょ)」

過度なストレス・心配事

長期間の精神的消耗

今の人ってとっても忙しくって時間がないですからね~、とても起こりやすいように感じます

 

 

 

 

 

鍼灸では何をしているの?

東洋医学では、心と腎のバランスを整えること=精神の安定・自律神経の調整にもつながるとされています

心腎不交へのアプローチでは腎を補ったり、心を抑えることをするのですが、例えばこんなツボを使ったりします

(個人によって治療方法は違いますけど、自宅でのツボ養生には使ってくださいね)

神門(しんもん):心の落ち着き

太渓(たいけい):腎のエネルギーを補う

三陰交(さんいんこう):全身のバランスをとる女性のためのツボと言っても過言ではなくらい

 

 

 

 

 

「心が疲れている」「体もだるい」――そんな時、東洋医学では心と腎のつながりを大切にします

体と心は、別々ではない、と日々感じています

しっかり眠って、心が落ち着き、前向きな毎日を取り戻すために

“心腎の交流”を整えることが、健康な生活の鍵になるかもしれません