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東洋医学の「蔵象学説」って何?①

蔵象(ぞうしょう)学説ってなんだか耳なじみがないことばですが、

自然とつながるからだのしくみ、自然界の仕組みとからだの仕組みは似ている、という考えです。

温かい空気は軽いので上にたまりやすい、なんていう仕組みです。

 

 

 

現代の医学は日々進歩していて、すごいなぁ、ありがたいなぁ、と思いますが

私たちの体と心をトータルに見る視点では、東洋医学にも多くの知恵があるんですよ。

そこに私は面白さを感じています。(もちろん、医師になる頭脳は持っていないのですけどね、笑)

 

 

 

「蔵象学説(ぞうしょうがくせつ)」は、東洋医学の根幹とも言える理論の一つなんです。

「五臓六腑」や「気・血・津液(しんえき)」といった東洋医学でよく耳にする言葉です。

それを理解するための理論が、まさにこの蔵象学説です。

 

 

 

 

 蔵象学説とは?

蔵象学説とは、東洋医学において人体の内臓(五臓六腑)を単なる「器官」としてではなく、それぞれが心身・感情・自然との関係の中で機能しているととらえる理論です。

ここでの「蔵」は「臓器(五臓六腑)」を意味し、

「象」は「現れ」「機能」「外に見える働き」を表します。

つまり、「内臓のはたらき(蔵)」が外に現れる状態(象)に注目するわけです。

この理論では、体と自然、精神と肉体を切り離さず、「からだ全体はつながっていてバランスが大事」という考え方が土台になっています。

 

内臓の働きは外の機能や不調、好調に出る、ってことです。

確かにそうですよね。

 

 

長くなりそうなので、来週に続きます。