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症状のあるところにだけ鍼をしない理由

腰痛や肩こり、腰や肩だけに鍼をしたら・・と思うこともあるのですが、

それだけではなかなか効果はありません。

大きく理由は二つあって

 

 

症状の原因が別にあることが多い

腰が痛い時に、原因は肩・足・指、どこにあるかは人それぞれです。

腰だけに負担がかかって腰が痛い、って人のからだは繋がっているのであんまりないんですよね。

なので、本当の原因がどこかをからだを診て探して、原因と症状のあるところ、両方にアプローチすることが多いです。

 

 

 

 

全体を緩めてから症状のあるところを緩めるのが早い

曲木を作る時、全体を温めてからゆっくり木を曲げていくそうです。

いきなり曲げると折れてしまうから・・

それと同じです。

痛みのあるところだけをアプローチするより、まずは全体の気血の巡りをよくしてから

症状のあるところをアプローチしてあげた方が効果がでやすいです。

 

 

 

 

例えば、頭が痛い、でお薬を飲んで抑えて、効かなくなってまた別の病院へ行ったり、別のお薬にして抑えて・・

の繰り返しだと、症状はどんどん奥に抑え込まれてしまい、上に上に積み重ねられた本のように

元を探すのが難しくなったり、元にたどりつくのに時間がかかったりするようになってしまいます。

症状とのお付き合いが長い方は元の状態に戻るのに時間がかかってしまうのはこういった理由です。

でもね、からだは不調を抱えているよりも、軽くいい状態になりたがっています。

 

 

 

 

少しからだのために時間を作ってむきあっってあげるとよくなりますよ。